革命指導者「科学の進歩と知識の範囲の拡張ということを忘れてはならない」
2023年01月02日付 Hamshahri 紙


 イスラーム革命最高指導者は、ヨーロッパ学生イスラーム連合協会との会合において、「科学の進歩と知識の範囲の拡張ということを忘れてはならない」と強調した。

【ハムシャフリー電子版】イスラーム革命最高指導者アーヤトッラー・ハーメネイー師は、今日(月曜日)[西暦2023年1月2日]正午、ヨーロッパ学生イスラーム連合協会中央評議会のメンバーとの会合において、イスラーム協会は独自の使命を有するイスラーム共和国の財産の一つであるとし、「安定した運営の継続と周囲の環境を感化すること、そしてイスラーム共和国の新たなメッセージの説明が、その枢要な責務の一つである」と強調した。

 同師はこの会合において、ヨーロッパ学生イスラーム連合協会の創設者の一人、故ホジャトルエスラーム・エジェイ―師の思い出を称えつつ、新しく革新的な考えを持つ若い大学生たちの活動を評価して、「イスラーム協会は、メンバー自身の思想・信仰の基礎を強化すること、および周囲の環境への感化という二つの目的を持って設立されたが、国外のイスラーム協会は、イスラーム共和国の基本的・中心的な考えを紹介するという、さらなる使命を有している」と付け加えた。

 同師は、共和制とイスラーム主義の結合と連関といった、イスラーム共和国の原理の説明が重要であるとし、「国家の形成においては国民の感化に加え、宗教と信仰の原理が有効だ、ということこそがイスラーム共和国の新しいメッセージだ」と述べた。

 革命指導者は、原理と基礎を守ることでイスラーム協会を更新していくことは今日の状況にはさらに必要なことであるとして、「一部の原理と概念は固定的で永続的なものである。例えば、公正の原理は数千年前から存在し、廃れることはないが、その実行形態においては変化や革新の可能性がある。」と指摘した。

 同師は、科学とその進歩は近年国内で広く論じられていることだとし、ヨーロッパ学生イスラーム協会連合の会合での科学セミナーの開催を評価しつつ、「科学の進歩と知識の範囲の拡張を忘れてはならず、宗教と革命の側面に目を向けることが科学的進歩から目を逸らさせる原因になると考えてはならない」と述べた。

 この会談の冒頭、ヨーロッパ学生イスラーム連合協会における最高指導者代理のホジャトルエスラーム・ヴァーエズィー師もまた、同協会の活動と計画を報告した。

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( 翻訳者:KY )
( 記事ID:54822 )