ソマリア:クルアーンが燃やされた事件に関してソマリア政府がスウェーデン当局を強く非難
2023年01月23日付 Al-Ahram 紙

■ソマリア政府はスウェーデンでクルアーンが燃やされたことを非難する

【中東通信社】

ソマリア政府は、ストックホルムで先週土曜日に、聖クルアーンを燃やす許可を過激主義者の一人に出したことに関して、スウェーデン当局を強く非難した。

ソマリアの外務国際協力省はソマリアの通信社を通した声明で月曜、この処置は宗教的に神聖なものに対する多大なる蹂躙であり、世界中のイスラーム教徒たちの感情を逆なでするものであると明言した。また、スウェーデン当局が神聖なものおよびイスラーム的価値観への侮辱という忌むべき行為に対して許可を出したことは全くもって受け入れられるものではなく、憎悪と人種差別を助長し、過激思想とテロに資する煽動的行ないであると付け加えた。

声明において、対話、寛容さ、共生、ヘイトスピーチと暴力の否定という価値観の拡大の重要性を呼びかけるソマリアの立場が強調された。さらに、宗教的象徴を尊重する一方、諸宗教、神聖とされるものとイスラームの儀礼に対する中傷や侮辱によって、憎悪を掻き立て論争を煽るようなことは避けることの重要性について新ためて述べた。

外務省はスウェーデンに対し、イスラーム教徒に対する憎悪の波の増幅を抑制するために強力な措置を講じるよう呼びかけ、国際社会の全ての構成員に対して、イスラモフォビアを抑える責任を負うよう促した。

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( 翻訳者:上野瞭太 )
( 記事ID:54876 )