ラトビア、トルコを含む3カ国を非難―ロシア制裁の抜け穴
2023年02月04日付 Cumhuriyet 紙


ラトビア首相クリシュヤーニス・カリンシュは、ロシアに対して課された制裁がトルコ、カザフスタン、及びアルメニア経由で破られていると主張した。

 ラトビア首相クリシュヤーニス・カリンシュは、ロシアに向けた制裁を破る目的で、トルコ、カザフスタン、アルメニアが「利用されている」と主張した。

 ラトビアのカリンシュ首相は、エストニア及びリトアニア首相と行った会談の後にエストニアの首都タリンにて声明を出し、「対ロシア貿易に関与する会社が、自社の商品を合法的に販売するための方法をいくつか発見したというはほぼ間違いないとみられる。例えば、トルコ、カザフスタン、またはアルメニア等の国家経由で、ロシアに商品が再輸出されている。これらの国家は制裁に従っていないからだ。」と述べた。

 ボイス・オブ・アメリカが伝えるところによると、カリンシュ首相は、この3カ国における対欧州貿易の増加は、過去と比較して突出していると主張しつつも、制裁が破られていることを示す証拠は提出しなかった。また、販売された商品に関する詳細は明らかにしなかった。

 カリンシュ首相は、「解決策の1つ目は、こういった国家と共同することである。つまり、こういった国家も制裁にしっかりと従わせることだ。2つ目の解決策としては、欧州全土において、制裁が破られることを犯罪と明記する法律をつくり、問題のロシア制裁の抜け穴をふさぐことだ。」と述べた。

 リトアニア首相イングリダ・シモニーテ及びエストニア首相カヤ・カッラスも制裁破りを阻止する目的で、対ロシア貿易全面禁止の選択肢も検討する必要があると表明した。

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( 翻訳者:山口晴夏 )
( 記事ID:54945 )