世界各国から支援物資、続々
2023年02月18日付 Hurriyet 紙


トルコでの地震発生後、多くの国からの援助が続いている。

トルコは2月6日、カフラマンマラシュを震源地とする2つの大地震に見舞われた。地震は、カフラマンマラシュ、キリス、ディヤルバクル、アダナ、オスマニイェ、ガズィアンテプ、シャンルウルファ、アドゥヤマン、マラトゥヤ、ハタイで大きな破壊をもたらした。トルコで発生した地震の悲劇の後、世界中から援助が続いている。

■カタールから計7000万ドル

カタールはトルコとシリアでの地震のために、現在までに約7000万ドルの支援を行ったことを明らかにした。カタール外務省のマジド・アル・エンサリ報道官は、被災者のために始められた「援助と支援」キャンペーンにおいて、一晩で1億6800万リヤル(4600万ドル)が集まったことや、カタールのシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長もキャンペーンに5000万リヤル(1400万ドル)の支援をしたことを述べた。

■UAEは支援物資を空輸

アラブ首長国連邦の防衛省は、トルコとシリアの被災者支援のために始められた「勇敢な騎士2」キャンペーンが続いていることを明らかにした。これまでにトルコとシリアへ合計91機の援助機が送られ、二国へ合計2549トンの人道的支援物資が送られたことを説明した。


■アメリカから人道援助の航空機

ジェフ・フレイク在アンカラアメリカ大使は、アメリカから地域へ送られる10機分の人道支援物資のうち、トルコに到着した最初の物資の写真をソーシャルメディアのアカウントで共有した。

■EUからテントと避難所

EU委員会は、カフラマンマラシュを震源とする地震の影響を受けたトルコやシリアの人々のために、今日までに行った人道的支援を明らかにした。トルコのために18のEU加盟国が避難物資やヒーター、発電機、家具、医療品、衛生用品、食料品、衣服を送ったという。

■カザフスタンから55トンの支援

カザフスタン政府は、トルコの地震の影響を受けた地域の被災者のために、追加で55トンの人道支援を送った。カズインフォルム通信社によると、計55トンからなるテントやヒーター、防寒着、その他必要物資を運ぶ飛行機がガズィアンテプ空港に着陸した。

■ギリシャの商船主から100万ユーロ

ギリシャの商船主マリオス・イリオポウロス氏は、被災者支援のために100万ユーロを寄付した。アンカラでメヴリュト・チャヴシュオール外務相と会った同氏は、タイイプ・エルドアン大統領とも面会する機会を得た。シージェッツ社を経営するイリオポウロス氏は、ヒュッリイェト紙のインタビューで、「トルコ国民への援助を表現したかった。二国が親しい関係になれば、東地中海で最も大きい勢力になるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:梅田茉奈 )
( 記事ID:55070 )