危険な建物に荷物を取りに決して入ってはいけない
2023年02月22日付 Hurriyet 紙


スレイマン・ソイル内務大臣は、ハタイ県の災害緊急時対策庁(AFAD)指揮センターで声明を発表した。ソイル大臣は、「緊急に取り壊される建物に入ることは厳禁だ。そこから荷物を取ることも許されない。決して入ってはならない。」輸送機関や運送会社における法外な値段に言及し、ソイル大臣は、「これらは政府、そして神が清算する。ここでは、人々はかろうじて生き延びた。これに乗じて人々をさらに搾取するのは悪事だ。」と述べた。

以下がソイル大臣の声明内容である。

■「緊急に取り壊される建物に入ることは厳禁」

「地震による瓦礫の中で捜索救出活動が行われている。ひどく被害を受けた建物も出てきた。この検証作業も続いている。市民の皆様にお伝えしたい。この結果は最終的な結果ではない。異議を申し立てることもできる。中程度の被害を受けた建物の所有者は、異議により再び建物の審査を受けることが出来る。軽度の被害を受けた家の所有者が再び審査を希望する場合、検証班が現地に行く。この作業が終了するまでいかなる措置も講じられない。取り壊される建物へ入るのは厳禁だ。そこに荷物があるから1時間入る、といったことも許されない。余震が示したように、地震活動は続いている。すべての警察官に命令を下した。だれも家屋に立ち入ることはない。そこから荷物を取るような行動も許されない。決して入ってはならない。」

■「物資援助が行われる」

「ひどく被害を受けた建物では、以前から続く手続きがある。ひどく被害を受けた建物に入ることも禁止だ。建物に立ち入れるかどうかは専門家たちが判断する。相次ぐ地震の後では、短時間でも建物に入ることは禁止だ。ひどく被害を受けた建物には入ることが禁止されている。何が行われるのか。これまで実施してきたように災害緊急時対策庁と家族政策省が物質援助を行う。作業が行われている。私たちは毎年初めに予算を決めているが、今回は事情が違う。これらの都市をどこへ作るのか、ということが重要だ。環境都市整備相が全県を回っている。昨日ガズィアンテプでは6時間にわたって、専門家たちと各県を1つ1つ評価し、計画を作り上げた。全知事へ伝えた。その都市の関係者が集まる。48時間から72時間の間に行われるように伝えた。」

■輸送機関で法外な価格

「また他の問題もある。輸送機関で法外な価格を確認した。この清算は政府、そして神が行う。ここでは人々はかろうじて生き延びた。これに乗じて人々をさらに搾取することは悪事だ。これに関しては、非常事態令の枠組みの中で必要な指示を下した。法外な、あるいは市民を圧迫するような不備を確認した場合、必要なことを実施する。関係する市民団体や商工会議所もこうした確認をすべきである。これは道徳的な問題である。真っ当な仕事をする人々にとっても不公平である。私が会議所にいたら、このような人々を1人1人摘発し、二度と会員にならないようにする。そんな法律があれば、生涯締め出せれば。死後の世界を恐れない人々がこの状況につけ込もうとしている。家賃を大幅に引き上げている別の悪事もある。あの瓦礫の下で何時間、何日も取り残され、神の恩寵で生き延びた人々の呪いが影響するぞ。こうしたお金から一切恩恵を受けることはない。家賃を値上げした人々は良心を持ち合わせていない。なぜならこれは、1年間ともに取り組む過程だからだ。これはただ単に法律の問題だけではなく、倫理の問題なのだ。」

■「賃貸者に2000リラの家賃補助」

「コンテナ都市に関する一連の条件がある。もちろんこれらの都市には社会的施設が設けられる。もし、村で必要性があれば、家が倒壊していたら、そして他の場所にも行っていなければ、家の前にコンテナを持っていくことになった。誰が恩恵を受けられるか。まず倒壊した家の家主、ひどく損傷し、緊急に取り壊される家の家主がコンテナの恩恵を受けることが出来る。これは今も昔も同じである。実際に家が倒壊し他に住む家がない人々、実際に家が中程度の被害を受け住む家がない人々、もし場所が残っていれば賃貸者。1万5000トルコリラの引っ越し手当を受けることが出来る。条件は以前と同じだ。賃貸者には2000トルコリラの家賃補助を出す。このような支援は以前には行われなかった。賃貸者への家賃支援に踏み切った。」

■「30万1千張りのテントが配布」

我々はただ一つの地震を経験したのではない。なぜなら被災地へやって来た人は、この地震でも説明できないと語っている。2回の大きな地震と昨晩の地震は、通常の地震ではない。これらを政治利用しようとする人々が出てくるだろう。ここから政治的な利益を得ることはできるだろうか、と言う人々も見ている。ある者はカメラを手にし、ある人は懐中電灯を手にし、どこかで欠陥を見つけられないか、それを国民に共有できないか、と追いかけている。強調しておきたいのは、もし他の国がこうした地震に巻き込まれていたら、国家や国民はこれほど団結していなかったということだ。オランダのマグニチュード3の地域にも政府はすぐに介入した。もちろん不備は見つかるだろう。彼らの自治体はAFADの下にある。誰も悪事を働いてはならない。30万1千張りのテントが配られた。テントの輸送はまだ続いている。2カ月後には都市で10万個のコンテナでの生活が始まる。受付は既に始まった。作業は続いている。全力でフィールド調査が行われている。ハタイで5つのがれきが残っている。5つのがれきが終われば捜索救出作業は終了する。昨日の地震が無ければ、この作業は今日までに完了する予定だった。」

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:55093 )