アミールアブドッラーヒヤーン外相が米ラジオ局とのインタビューで語る(3)
2023年02月10日付 Hamshahri 紙


アミールアブドッラ-ヒヤーン外相「本邦の暴徒により警察官90名が殉職;ジャーナリストは逮捕されなかった/JCPOA復活の窓はいつまでも開いているわけではない;我々はプランBに入る必要がある」

(続き)
 イラン外相はこのインタビューの続きで、記者の「我々はテヘランで老若男女おおよそ全ての層の人々と話しました。ほとんどすべての人々が一ジャーナリストのインタビューに応じることを恐れていました。政府を批判することを恐れていたのです。ともかく次の質問に移ります。インターネットに関して、なぜイランではインターネットが制限されているのでしょう。」という発言に対し、次のように答えた。「まず私は、イランでは誰もジャーナリストのインタビューに応じることを恐れていないと思います。あなたの認識は間違っていると思います。あなたが今日イランに滞在して様々な人々に接触できるということが、あなたの認識が実際とは異なっていることを示しています。」

 アミールアブドッラ-ヒヤーン外相はまた、記者の「我々がインタビューを依頼すると、人々は何度も監視カメラを指差して『我々は見られている』と言っていました」という発言に対し、次のように答えた。「監視カメラのない場所に立つこともできたでしょうに。また一方インターネットに関しても、治安維持管理が必要な状況になり、暴徒らがテロ行為や殺人を行おうとしている場合に、治安維持のために警察や治安機関が対策を講じるのは自然なことです。実際、米国で議会が占拠されたとき、米国の治安維持機関は当時のトランプ大統領のTwitterやSNSを閉鎖しました。米国の元首で大統領であった人物のTwitterの閉鎖と自由との間に何の関係があったのですか?とはいえ、我々はトランプを支持しているわけではありませんが。」

 イラン外相は、記者の「トランプ大統領のアクセスの遮断は、米国政府ではなくTwitter社によって行われたのですよ。貴国の政府がインターネットの速度を落とし、アクセスを制限していることを認めるのですか?」という発言について次のように答えた。「Twitter社は米国政府の統制下にあり、米国政府の要請でそれを行ったのです。」

 アミールアブドッラ-ヒヤーン外相は、記者の「我々は昨晩、ある若い女性にインタビューを行いました。その方は自身のInstagramのページを私に見せてくれました。ページは読み込まれていませんでした。その方は『これは、私たちが現在イランで起きている事実を世界に伝えることを許可しようとしないがために発生しているのです』と言っていたのですが、これは本当ですか。」という発言に対し、次のように答えた。「ええ、Instagramは現在イランで制限されています。その理由は、暴動が発生している中で[Instagramを通じて]武器や火炎瓶の製造、及び暴動とテロが教唆されていたからです。実際、Instagramは自社の規約にも違反していたのです。もしInstagramがイランに事務所を置いてイランの法律を受け入れるなら、必ず再開できます。」

イラン外相はNPR記者の「ここでは女性たちの多くがルーサリー[ヘッドスカーフ]の着用を強いられています」という発言に対し、次のように答えた。「どの国にも独自の規則が存在します。サウジアラビアには非常に特殊なヘジャーブがあります。」

 アミールアブドッラ-ヒヤーン外相は、記者の「イランでも女性がヘジャーブを身に付け、ルーサリーを着用することが強制されていますよね」という発言について、次のように述べた。「どの国にも法の枠組みの中で定められた規則は存在します。しかしイランの女性は多くの自由を享受しています。」

 同氏はまた記者の「あなたはヘジャーブが法であるとおっしゃいますが、私がテヘランを歩いていると女性の多くがヘジャーブを着用していないことが分かります」という発言に対し、次のように答えた。「女性の多くがヘジャーブを着用していないことはありません。女性たちはイランやイスラームの文化に基づいて行動しています。イランの女性たちは大いなる自由を享受しています。一部の周辺国は選挙さえ行なっていない一方、我が国は地域でも最も強力な民主主義国家の一つです。私は9月にニューヨークで、あなたの別の同僚にインタビューを受けました。その方の質問は専ら外交に関するものでした。私は外務大臣です。ですから、あなたの質問が[外交とは]別のトピックに関するものであることに驚いています。あなたの質問内容は、外務大臣の所管業務の範囲を超えたものです。[あなたの質問について]説明できる高官は他にこの国にいます。」

−(4)に続く−

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( 翻訳者:OK )
( 記事ID:55126 )