地震の被災者への支援物資を自宅に運んだ警察署長、逮捕
2023年03月09日付 Hurriyet 紙


テキルダーからカフラマンマラシュを震源とする地震のあと、ガズィアンテプ県イスラヒイェ郡に配属され、任務を終えた第4警察局長ヤディガル・ウシュクが、地震の被災者に配布された支援物資を公用のバスにのせ、自宅へ持ち帰った疑いで逮捕された。

カフラマンマラシュを震源として発生し、11の県が被災した大地震のあと、テキルダー県警察局は、ガズィアンテプ県イスラヒイェ郡で任務にあたるべく、警察機動隊の警官らを派遣した。訴えによれば、この警官のリーダーであった第4警察局長ヤディガル・ウシュクは、任務を完了し2月26日にテキルダーに戻る際、地震の被災者のために運ばれた支援物資を公用のバスにのせテキルダーの自宅へと持ち帰った。ウシュクの状況は上官にも報告された。報告を受け、県警察局はウシュクの自宅周辺の防犯カメラを調べ、支援物資を自宅に運んだことを特定した。

■ベレー帽、ブーツ、ヒーター…

テキルダー共和国検察の許可を受けてウシュクの自宅で行われた捜索で、発電機、大型テント、接続コード、エアベッド、寝袋、旅行鞄、ベレー帽、ブーツ、レインコート、小型テント、ドッグフード、電気ストーブが押収された。

逮捕されたウシュクは治安当局の手続きを経て司法へ送られた。検察の取り調べ後、逮捕令状が出され、担当裁判所に送られ、保釈された。検察はウシュクの保釈に異議を申し立てた。

■裁判で勾留される

検察の異議申し立てにより、簡易刑事裁判所は勾留に向けて逮捕令状を出した。決定の後、身柄を拘束されたウシュクは、連行された裁判所で勾留された。

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( 翻訳者:佐藤はつみ )
( 記事ID:55186 )