クインシー研究所:米国のイスラエルに対する譲歩がイランとの悲惨な戦争の扉を開く(2)
2023年02月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米国シンクタンク:イスラエルへの譲歩により、バイデン大統領はイランとの悲惨な戦争の扉を開ける

【ロンドン:本紙】

パルシ氏は、イスラエルのイランに対する軍事作戦の開始は、ジョージ・ブッシュ元大統領からバラク・オバマ元大統領、さらにはドナルド・トランプ前大統領に至るまで、過去の米国政権が決して望まなかった行動であると明らかにした。

過去の米国政権は、米国政府が戦争に巻き込まれるリスクを冒さないよう、イスラエルがイランを爆撃するのを阻止するよう努めてきた。そして、その最もありそうな帰結は、中東が不安定化してイランが核武装するというものだろう。

また、マーク・ミリー米国統合参謀本部長によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2020年の選挙で敗退した後、トランプ前大統領に対してイランへの攻撃を指示するよう促していたと述べたという。

しかし、ミリー統合参謀本部長はそれに反発し、ある時トランプ前大統領に「もし、あなたがそれを実施したら、厳しい戦争を戦うことになるでしょう」と伝えた。

(3)に続く
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( 翻訳者:齋藤公佑 )
( 記事ID:55201 )