イラン・サウジ外交関係再開の衝撃(1)
2023年03月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■中国の仲介を通した中東地域の不透明性…ビン・サルマーンよ、あなたは何をした?

【ハアレツ:ツヴィ・マゼル】

サウジとイランが外交関係を再開したとの劇的声明によって、この地位の国々は、当然のこととして、この好機のメリットを評価するために「エクセル」で表を作成している。イスラエルの政治面でみると、ヤイル・ラビドとベンヤミン・ネタニヤフは、自身らがともにサウジの外交への責任を負っており、米国大統領にとるべき動きを指示しているかのように、そしてまるで自身らがそれによって中東の絵を描けるかのように、打撃の応酬を急ぎ交わしている。

「我々を攻撃する者は、どうしてこれが始まったのか、またどうしてこれが前進したのかを尋ねるだろう。西側とイスラエルの弱体化がイランとの接近を導いたのである。イスラエルと米国が力さえ持っていれば、イランの接近を遠ざけることができたのである」。ネタニヤフはこのように、イタリアから合意の理由を説明した。彼は、ムハンマド・ビン・サルマーンが、ネタニヤフが内閣を組閣する能力がないことが明らかになる瞬間を待ちわびていたのだと考えている。こうしてイランに対する抵抗同盟に向けた希望を失い、テヘランにいるアヤトッラーの胸に飛び込んだのだと。

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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:55336 )