日本アニメ映画、中国で驚きの興行収入に! 10日で8100万ドル
2023年04月04日付 Hamshahri 紙


 ハリウッドが中国での映画興行に攻勢をかけていたにもかかわらず、日本のとある映画が、このアジアで最も人口の多い国の映画興行収入ランキングで1位になった。

【ハムシャフリー電子版】アニメーション映画『すずめの戸締り』が、興行収入2200万ドルで中国の週間映画ランキング一位となった。この若者向けコメディドラマは、一般公開から2週目の中国で依然として観客の人気を集めている。

 中国では、公開から10日で、この話題の日本アニメーション映画の興行収入は8100万ドルという非常に良い数字を叩き出した。

 2週間にわたる『すずめの戸締り』のランキング1位は、ハリウッドの大ヒット映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が中国の映画館で華々しく公開された最中の出来事であった。しかしこのアクションファンタジー映画のオープニング興収は500万ドルという低調で、週間映画ランキング4位となった。

 映画に関する経済アナリストらは、この予想に反した不調について、「中国の映画市場でハリウッド映画が成功するためには、多大な努力が必要だ」と述べている。ランキング2位の映画『ハチ公』もまた日本の作品が元になったもので、900万ドルの興行収入でのランクインとなった。

 この感動的な物語は、飼い主の死後も駅で飼い主の帰りを待ち続けている忠犬ハチ公を描いている。『ハチ公』は日本の物語をリメイクした中国の映画作品であり、リチャード・ギア主演の同名のハリウッド映画とはまた異なるものである。

 中国の著名な映画監督・馮小剛(フォン・シャオガン)氏は、この映画で主演を務め、観客たちから熱烈な歓迎を受けた。この映画に関する面白い点は、映画の制作自体は2021年に終わっていたにもかかわらず、コロナの問題と、映画館が閉館していた関係で一般公開が延期されたことだ。

 この週のランキング3位の映画は、『真実の後』(中国語では『罪後真相』、英題はThe Post-Truth World)という中国映画で、社会派コメディの味わいがある。この映画の公開4週目の興行収入は700万ドルであり、全期間では8600万ドルの興行収入となった。

 中国のマスメディアは来週について、「中国映画興行収入ランキング及び映画産業にとって波乱の週となるだろう」と述べている。ジェームズ・キャメロンの歴史・悲劇映画『タイタニック』が2度目の公開となるほか、『スーパーマリオブラザーズ』の新作映画も公開となるためだ。

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( 翻訳者:NK )
( 記事ID:55439 )