イラク:麻薬撲滅を目指すバグダード国際会議の会期が終了(1)
2023年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■麻薬撲滅運動をめぐるバグダード国際会議の会期が終了…情報交換に関するアラブ地域協定

【バグダード:本紙】

先日水曜日、イラク、イラン、トルコ、シリア、レバノン、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、エジプトが、麻薬カルテルに関する証拠の収集と情報の交換のメカニズムを円滑化・迅速化するため、アラブ諸国と地域内国家間の麻薬撲滅運動にかかわる「連絡事務所」の設立と「連絡司令官」の任命について合意した。

2日間(5月9日から10日)にわたって業務が続いた「麻薬撲滅のための第1回バグダード国際会議」の閉幕声明では、参加者らが「麻薬撲滅のための第1回バグダード国際会議の活動を組織し、会議の成功のために全ての施設を提供したことについて、イラク共和国の政府と国民、特に内務省に向けた多大な謝意と評価」を表明したと述べられた。さらに声明は、「1998年の第20回緊急会議で国連総会が採択した内容によると、加盟各国は、麻薬の需要と違法な供給への制限のための国内的あるいは国際的な戦略のほか、麻薬と向精神薬の非合法ビジネスの撲滅に関する国連の戦略の実施を通じて、麻薬問題に対処する決意と責任を確認した」ことを強調した。

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( 翻訳者:玉川公子 )
( 記事ID:55574 )