隣国ギリシャ総選挙、与党勝利か
2023年05月21日付 Cumhuriyet 紙


ギリシャで行われた総選挙で85%以上が開票された後の非公式結果によると、キリアコス・ミツォタキス首相の政党「新民主主義党(ND)」の得票率は40.81%となったが、議会の過半数に達することはできなかった。

ギリシャで行われた総選挙で、85%以上が開票された。非公式の結果によると、キリアコス・ミツォタキス首相の新民主主義党(ND)が得票率40.80%で選挙に勝利したが、議会の過半数には届かなかった。

NDに次いで、アレクシス・ツィプラスが率いる急進左派連合(SYRIZA)が得票率20.06%で第2党となった。

全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の得票率は11.62%、ギリシャ共産党(KKE)は7.17%、ギリシャの解決策(EL)は4.47%だった。

選挙に臨んだ27政党、8連合、無所属候補1名のうち、合計5つの政党と連合が阻止条項の閾値3%をクリアし、議会参加の資格を得た。選挙に関する正式な結果は明日発表される予定。

■ミツォタキスから声明

ミツォタキスは第1回投票結果に関する声明を出し、選挙の勝利を祝うとともに、「新民主主義党は、絶対多数で政権を担うことを国民から承認された。この政治的な地震が、新しい選挙への道を加速させることは間違いない。強い政府だけが大胆な改革で前に進むことができる」と述べた。

ツィプラスはミツォタキスに電話をかけ、総選挙での勝利を祝福した。

PASOKのニコス・アンドロラキス党首は声明を出し、政党がつかんだ成功を「偉大な勝利」と評し、「今日この偉大な勝利をもたらしたすべてのギリシャ人女性、男性に心から感謝したい」と述べた。

■連立組まれなければ第2回投票へ

比例代表制の第1回投票では、どの政党も単独政権の樹立に必要な得票率46%に達することができなかったが、新民主主義党が政党間で協力して連立政権を立てなかった場合、第2回投票は6月末または7月初めに、今回は絶対多数制で実施される見通し。絶対多数制によれば、政党は得票率38%で単独政権を樹立することが可能となる。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:55645 )