シリア:外務在外居住者省がフランス外務省の立場に関してコメントを発表(1)
2023年05月25日付 al-Watan 紙


■外務在外居住者省「植民地時代の遺産を回復し、人々を支配したいというフランスの夢は、もはや今日の世界に適合しなくなった」

【ダマスカス:本紙】

シリアは「植民地時代の遺産を回復し、人々を支配したいというフランスの夢は、もはや今日の世界に適合しなくなった」としつつ、「フランスの外交部は、現実と乖離した自らの立場を見直さなければならない」と断言した。

シリア外務在外居住者省は昨日の声明で「我々は昨今、サウジアラビア王国でのアラブ首脳会議でシリアに対して歴史的な諸決定がなされたのちに、正気を失ってしまったフランス外交部の、ヒステリーや現実から乖離した狂った立場を観察してきた」と述べ、次のように続けた。「自らのテロ装置を携えながらシリアでの目標の達成に失敗したフランスは、視力を失い、アラブ、中東地域、世界という各舞台で起こっている現実と変化を認識できなくなってしまった」。

声明はさらに、「植民地時代の遺産を回復し、人々、彼らの能力、彼らの富を支配したいという、フランス外交部の患者らの夢は、もはや今日の世界に適合しなくなった。今日の世界とは、多極性や、非道徳的で非人道的な経済制裁への拒否、国家の主権および独立の尊重、国家間の平等のもとに打ち立てられた新たな価値観を生み出しているのである」と付言した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:55667 )