ビオンテック裁判で新たな展開
2023年06月12日付 Cumhuriyet 紙


ドイツでビオンテック裁判の最初の公判が中止された。公判が異議申し立てが理由で中止されたと報じられた。

ドイツで医療従事者が、新型コロナウィルスワクチンの副反応を主張してドイツのバイオテクノロジ企業ビオンテック社を相手取りハンブルク州裁判所で起こした訴訟の最初の公判が中止された。

ドイツでの報道によると、裁判所の広報は、原告の弁護士の異議申立のため最初の公判が中止されたと発表した。

報道では、異議申立てにおいて裁判の重要性を理由に、1人の裁判官の代わり複数の裁判官から成る裁判官団が判決に関わるよう請求されたという。裁判所がこの申立てに数日中に回答すると報じられた。

ドイツ個人情報保護法の中で氏名を秘匿する権利を行使した医療従事者に代わって弁護士法人ロジェルト・ウルブリッヒにより起こされた裁判は、ハンブルク州裁判所で本日始まる予定だった。

医療従事者が、ワクチン接種後、上半身の痛みと腕と足の腫れ、倦怠感、不眠、脳のもやもやといった症状が発症したと主張し、ワクチンが原因による身体的被害のため15万ユーロの慰謝料を要求した。

原告は、さらに、明らかにされていない物質的被害についても慰謝料を要求した。ビオンテック社は、訴えを検証後にこれが無根拠であり、裁判を棄却するよう請求した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:55773 )