アレヴィ―連合、役所主導の催しに反発
2023年07月21日付 Cumhuriyet 紙


ABF(アレヴィー・ベクタシー連合)は、アレヴィー・ベクタシー文化・ジェムエヴィ庁によって開催される聖ヒュンキャル・ハジュ・ベクタシー記念行事への参加のため文書が送られてきたことについて「我々アレヴィーを燃やし、切り刻み、殺戮するだけでは滅ぼせないことを知ったアブー・スフヤン一族は、まるでマルワーンのような陰険な策略によって我々の道を攻撃し、道に害を与えることを望んでいる。ヤズィードの食卓に我々の場所はない。」と意見表明した。

ABF(アレヴィー・ベクタシー連合)は、文化・観光省の下にあるアレヴィー・ベクタシー文化・ジェムエヴィ庁が8月12日に開催する聖ヒュンキャル・ハジュ・ベクタシー記念行事への参加のためにアレヴィー組織に文書が送られてきたことについて、文書で意見を表明した。

声明では、アレヴィー・ベクタシーの源流とされる聖ヒュンキャル・ハジュ・ベクタシー記念行事が今年ハジュ・ベクタシー郡とアレヴィー・ベクタシー組織の共催により2023年8月16日〜19日に開催されることについて周知がなされた。

各組織の長に宛てられた覚書には以下のように記載されている。

「AKP(公正発展党)によるアレヴィー教徒とそのアイデンティティの同化政策、弾圧の試みの最も重要な手段の1つであり、AKPによって文化・観光省の下に設立されたアレヴィー・ベクタシー文化・ジェムエヴィ庁が、2023年8月12日にもう一つのイベントを開催する。

AKPによって開催されるこのもう一つの記念行事に対し、全てのアレヴィー・ベクタシー組織へ各県の文化・観光局から送られた文書には、我々の参加を希望する旨が記載されている。この文書が我々のメンバーである数多くの組織に送られていることが、あなた方の電話によってわかった。AKPによって開催されるこの記念行事には、特に組織の指導者にあたるデデ、ババ、ザーキル、そしていわゆるワクフのリーダー等が招待されている。

今月はフサイン師とカルバラーで虐殺された人々をはじめとして、カルバラーから今に至るまでなされてきた全ての虐殺・迫害に対して立ち向かい声を上げることの象徴であるムハッラム月である。

我々が信仰し、断食し、イマーム・フサインがムハンマドの一族を代表する人類の価値と我々との結びつきを再び新たにし、アブー・スフヤン一族とヤズィード1世に象徴される全ての悪を呪うこの日々において、ヤズィード1世の食卓に座ることは我々にはふさわしくない。

我々敬虔なアレヴィーの信徒はこのムハッラム月にフサイン師の遺産である「フサインの振る舞い」を示す必要がある。

我々は絞首台においてさえ残虐な弾圧に立ち向かった聖人スルタン・アブダルの子孫であり、我々の道を守る必要がある。時のヤズィード1世に立ち向かい、弾圧を受けている人々の声となることが我々の在り方である。」

我々アレヴィーを燃やし、切り刻み、殺戮するだけでは滅ぼせないことを知ったアブー・スフヤン一族は、まるでマルワーンのような陰険な策略によって我々の道を攻撃し、道に害を与えることを望んでいる。アレヴィーのアイデンティティと今後の道を守ることは、すべての人々にとって最も重要な任務だ。

ヤズィードの食卓に我々の場所はない。誰一人として2023年8月12日にハジュ・ベクタシー郡で開催されるこのイベントへの参加を促さないように、参加を促したメンバーについては懲罰条項が適用される、

ヤズィードの隣に行くな、その匂いは魂を穢す」

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:56025 )