シリア:カルランジッチ駐テヘラン・トルコ大使の主張(1)
2024年08月20日付 al-Watan 紙
■カルランジッチ駐テヘラン・トルコ大使の主張:「トルコにとっての最優先事項とは常にシリアの領土保全であり続けてきた」…「シリア政府の関係を正常化するためにイランの役割が必要である」
【ダマスカス:本紙】
ヒジャビ・カルランジッチ駐テヘラン・トルコ大使は、自国政府にとっての最優先事項は常にシリアの領土保全であり続けてきたと述べ、自国政府とシリア政府の関係を正常化するためにイランの役割が必要であると主張した。
イランの『タスニム』通信によると、カルランジッチ氏は、トルコとシリアの関係を正常化するために「イランの建設的な役割が必要である」と表明した。
さらに同氏は、シリア政府との和解および関係正常化を呼びかけ、およびシリアからのトルコ軍撤退の問題について言及したトルコ政府のレジェップ・タイイップ・エルドアン首相の声明に関して、「シリアは我々にとってもっとも近い隣国であり、文化的にも我々に近い国のひとつである。我々はこれまで、さまざまな理由でシリアの問題に直面してきた」と述べ、「おそらくイランとトルコは、この問題をめぐって異なる見解を有していたのだろう」と付言した。
カルランジッチ氏は、「ここにおいて影響力を有しているのは大国、特に中東地域の外からやってきた大国の役割であり、トルコとシリアの両国はこれを防ぐために慎重に行動する必要がある」と述べ、「トルコ政府は他国の領土に対する野心を持っていない」と主張した。
カルランジッチ氏は、「トルコ政府とシリア政府の関係を正常化するためにトルコが払っている努力にイランが参加することの重要性」を強調した。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:56081 )