チャナッカレの山火事、発火点・被災の村
2023年08月23日付 Cumhuriyet 紙


チャナッカレの森林火災が集落に接近した。チャナッカレ航空レーダー司令所とチャナッカレ3月18日大学のテルジオールキャンパスは退去勧告されている。

■チャナッカレの火災はどこから始まった?

火災は12時30分頃に中心郡に属するカヤデレ村に隣接する森林部において始まった。風の影響を受け強まる火災に、消防チームは空と地上から制御を試みている。火災に8機の飛行機、26機のヘリコプター、180機の作業工作機械、1100人の作業員が消火に当たっている。煙は風の影響を受けて街に運ばれ、空も煙で覆われた。

■どの道路が通行止めに?

ダーダネルス海峡も火災のため、両方向から船の運行が禁止された。加えてチャン高速道路も予防のため一般車両の通行が禁止されたと報告された。

運輸・インフラ省は、チャナッカレのケペズ地方における森林火災のため、一方通行に戻されたダーダネルス海峡の船舶の交通は再び、南北双方向に今後行われるようになると通知した。

同省がこの件に関して行った説明では「ダーダネルス海峡の船舶の通行は南北方向として21時30分に開始する」と述べられた。

■チャナッカレの火災の最新状況

チャナッカレ森林火災に対する上空そして地上から消火活動が続いている。チャナッカレ県が行った説明では、森林火災のために散水車、作業車両が集中的に作業することにより、市民は緊急的な状況以外ではチャナッカレとイズミルを結ぶ道路を使わないよう要請を行った。

■ユマクル農林大臣「チャナッカレでの火災はケペズ地方を発端にチャナッカレ市の中心部に接する形で進行している。」

イブラヒム・ユマクル農林大臣は、林業総局にて全国で発生した火災に関する発表を行った。ユマクル大臣は、本日全国で29件の火災が発生したと明らかにしつつ、次のように述べた。

「本日、国内で29件の火災が発生した。そのうち26件は消火された。3件の火災は続いています。この一つがチャナッカレの中心部においてであり、その他がブルサのイェニシェヒルとカラジャベイです。これらのうち、最も深刻なのがチャナッカレの中心部における火災です。この火災は11時39分にダンイェリで発生した。数軒ある集落に隣接する場所から発生したと確認しました。風の影響により、拡大しました。現在、距離にして約15.1キロに当たります。6時間という短時間で移動しました。職員たちは一定の距離で火を止めようとしましたが、火災を進行させる風が非常に強いので、職員たちの努力だけでは不十分な場面もありました。風向きによりチャナッカレ市中心部に接する形で火災が進行しています。私たちは居住地域を守ることに全力を注いでいます。ただ最悪のシナリオに備え、準備を進めています。国立病院と大学は警戒態勢に入っているが、いかなる避難の声明も発していません。9つの村に対して対策が取られました。そのうち6つの村は避難しています。現在のところ、人命の被害は見られていません。この説明を行った後、私はチャナッカレに向かいます。現地から消火活動を追うつもりです。」

発表では、森林火災のため、災害緊急事態対策局(AFAD)の調整の下、この地域の6つの村が軍警察隊によって避難させられ、3つの村では避難作業が続けられているとし、以下のように続けられている。

「最悪のシナリオを想定して準備を進めています。様々な憶測が飛び交っているようなので、即座に言っておくと、国立病院と大学は警戒態勢に入っているが、いかなる避難命令も出ていません。9つの村に対して対策がとられ、そのうち6つの村が避難しました。カヤデレ、ダンイェリ、ベレン、ウルプナル、ヤージュラル、カラバクル、この6つの村が避難した。おそらく、アシャウ・オクチュラル村、タシュル・タルラ村、クズルカオレン村も避難の準備が整っていることだろう。良いニュースは、今のところ人命被害がないことです。」

■ヤージュラル村で家に火が接近している

チャナッカレで発生した森林火災の炎が到達したヤーチュラル村では、多くの家屋が燃えている。

カヤデレ村近くの森林地帯で発生した火災は、数時間にわたって続いている。風の影響で広範囲に広がった炎に、空と陸からの消火活動を続けている。炎は中心郡に属するヤージュラル村にまで達している。安全上の理由で退避となった村の多くの家屋が燃えている。消防隊が懸命に消火活動を行っている。

エディルネ、ケシャン、ウズンキョプリュの各消防隊も、火災発生地域で支援チームとして任務に当たっている。

■83人が火災で被災

ファフレティン・コジャ保健大臣はチャナッカレにおける森林火災により83人が被害を受けたと明らかにした。

コジャ保健大臣は、チャナッカレ・メフメット・アキフ・エルソイ国立病院にいる緩和ケア患者13名と胸部疾患患者8名を含む計21名の患者が、予防のために救急車で搬送されたとし、「74台の救急車と4台の国内医療救済班(UMKE)の車両が現場に配備されました。チャナッカレ県では、32台のサービス車両が運転手とともに配備されました。消火作業は続いています。チャナッカレ県民にはお見舞い申し上げます。」と述べた。

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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
( 記事ID:56206 )