イランがOPEC3位に復帰|2023年第三四半期の石油生産量が日量293万バレルに
2023年11月04日付 Hamshahri 紙


 アメリカのエネルギー省は、イランがUAEを抜いてOPEC3位に復帰したと発表した。

【ハムシャフリー電子版】タスニーム通信によると、米エネルギー省はイランが2023年第三四半期に日量293万バレルの石油を生産し、UAEを抜いてOPEC3位に復帰したと発表した。

 同国エネルギー省傘下の米国エネルギー情報局は、今年の西暦第三四半期にイランの平均石油生産量が、日量で同年の第二四半期を19万バレル上回る293万バレルに上ったとの概算を発表した。

 イランは2023年の春期にあたる第二四半期に日量274万バレルを産出したが、この数字が夏期には日量293バレルに増加した。

 2023年の第三四半期に、イランが石油生産量を日量19万バレル増加させ、UAEが石油生産を減少させたことにより、イランは主要石油生産国の中でその順位を一段階引き上げ、UAEを抜いて3位の座に就いた。

 UAEは今年の西暦第二四半期に日量294万バレルの石油を生産したが、この数字は第三四半期に日量291万バレルに減少した。

 この発表によれば、アメリカが2018年にJCPOAを離脱し制裁を復活させた後に、イランの石油生産量は激減し、OPEC2位の主要石油産油国であったイランはサウジアラビア、イラク、UAE、クウェートに次ぐ5位に転落した。

 しかし、制裁の影響の緩和と、特に第13期政権の制裁無力化に向けた措置により、過去二年間でイランの石油生産が回復したことで、イランはクウェートを抜いて4位に上昇し、今回はUAEを抜いて3位に浮上することができた。

 サウジアラビアは2023年第三四半期に日量899万バレルを生産したOPEC最大の石油生産国であり、イラクは日量429万バレルを生産してOPEC2位につけた。クウェートはイランとUAEに次いで日量255万バレルを生産しOPEC5位に付けている。

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( 翻訳者:KY )
( 記事ID:56715 )