シリア:米国がアラブ系部族勢力とシリア民主軍の調停に再び失敗(2)
2023年11月30日付 al-Watan 紙

■米国占領軍がアラブ系部族勢力・シリア民主軍間の調停に再び失敗…アラブ部族勢力はシリア民主軍への攻撃を継続し、シュハイル町で最大の衝突が生じる

【ダマスカス:本紙】

同複数筋が伝えたところによると、アラブ系部族の戦闘員らはSDF側の装甲車両1台と兵士輸送車両3台を破壊し、SDFから援軍が到着するのを3時間にわたって妨害し、これは同民兵組織の雇用者であり支援者である米国を当惑させた。米国は先週日曜日、過去2週間でアラブ系部族勢力による度重なる攻撃が生じていたにもかかわらず、現地の状況が制御されているという幻想を作り出すためSDFとハジーン町内で合同パトロールを実施していた。またアラブ系部族勢力は今月11日、軍の最高司令官でありアカイダート部族の首長であるイブラーヒーム・ハーフィル氏の主導のもとで「軍事司令部」の名で、その隊列を統一していた。同氏はまた一昨日、隊列の中に姿を現し、次なる大規模な戦いの準備をするよう兵らを鼓舞していた。

一方ダイル・ザウル県の東部田園地帯で活動するアラブ系部族筋が本紙に伝えたところによると、火曜日にウマル油田で米国とSDFの間で会合が開かれて以来、SDFが推進してきた内容とは裏腹に、米国占領軍の将校たちは、アラブ系部族とSDFそれぞれの代表者らの意見の相違を解消するにあたって、無残な失敗を喫した。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:56814 )