シリア:米国がアラブ系部族勢力とシリア民主軍の調停に再び失敗(3)
2023年11月30日付 al-Watan 紙

■米国占領軍がアラブ系部族勢力・シリア民主軍間の調停に再び失敗…アラブ部族勢力はシリア民主軍への攻撃を継続し、シュハイル町で最大の衝突が生じる

【ダマスカス:本紙】

同筋によると、アラブ系部族勢力は米国占領軍が呼びかけた会合に代表を送ることを拒否し、米国はこれによってアカイダート部族の首長を自称する人々を招集することを余儀なくされた。それにもかかわらずこの会議では、SDFがアラブ系住民の要求に応えると明確に宣言する声明が出されることはなかった。アラブ系住民はダイル・ザウル県の人口の大部分を占めており、はく奪された回復するために過去3度にわたって蜂起を起こした。

同筋は、アラブ系部族とSDFの間の意見の相違を解消することを目的とした米国占領軍による試みは、過去4回の試みにわたって失敗に終わっていたことを明らかにした。そのうちの2回は、アラブ系部族とSDFの間で対立が生じたのちの今年9月にウマル油田で行われた。またその他の2回は、アカイダート部族の首長ハーフィル氏の弟シャイフ・ムスアブ氏の主導のもとで、今年10月にイラクのアルビールで行われた。ムスアブ氏はその際、交渉が失敗に終わったと発表し、SDFが、アラブ系部族勢力が自勢力の本拠地であり最高司令官の本拠地であるズィーバーン町に到達するためにシリア領土に入ることを妨害したことを明らかにした。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:56815 )