イスラエル軍、再び金曜礼拝者を撃つ―エルサレム
2023年12月22日付 Milliyet 紙


イスラエル警察がアル=アクサー・モスクで金曜礼拝をしようとするイスラム教徒に対し、次々に催涙ガスやTOMA(社会的な暴動に介入する目的で作られた装甲車)で攻撃した。CNNトルコのクルーは現地で起こった出来事を中継で伝えた。

占領下の東エルサレムでは、今日が攻撃の日から11回目の金曜日となるが…。朝の礼拝でモスクから「アル=アクサー・モスクを守れ」というアナウンスがあった。イスラエル軍は日の出前からアル=アクサー・モスクの攻撃を開始した。

イスラエル軍は礼拝をするイスラム教徒に対し、次々に催涙ガスを噴射し、攻撃した。その瞬間はCNNトルコの中継で伝えられた。

現場にいたCNNトルコのジャーナリスト、チャアダシュ・エヴレン・シェンリキ氏とカメラマンのハリル・カフラマン氏はイスラエルの暴力を中継で伝えた。

今週、イスラム教徒に向けアナウンスが行われていた。アル=アクサー・モスクでの包囲を解くようイスラム教徒たちを誘っていた。アル=アクサー・モスクで金曜礼拝を行うよう、呼びかけがあった。この呼びかけで、アル=アクサー・モスクに向けて大勢の人々が行進を始めた。さらにこの行進の中で、イスラエル警察は通りの入り口の警備を強化した。先週の金曜日に起こったことが繰り返され始めた。

イスラム教徒たちは、まだモスクに着く前に催涙ガスが投じられた。一方で、ムスリム地区に入場が行われる予定であった。警察は催涙ガスを用意しており、次から次へと催涙ガスが発射されている。

アル=アクサー・モスクに通ずるすべての通りがイスラエル警察によって封鎖されている状況だ。またもや催涙ガスによる攻撃が起こった。警察はまた、違う通りから下って封鎖を続けていくだろう。

過去数週間のあの光景を再び私たちは見ている。

銃に再び弾が入れられた。イスラエル警察は催涙ガスの噴射するため狙いを定めた。TOMAを使った介入が始まった。イスラエル警察は人々が集団になることを望んでいない。

強い臭いがある。肺までくるような。服にしみつく、時間がたってもとれないような臭いだ。

CNNトルコのジャーナリスト、チャアダシュ・エヴレン・シェンリキ氏は、今週初めてイスラエル警官が所持するカメラで事態を記録していた、と明らかにした。

シェンリキ氏は次のように述べた。
「今週金曜日は異なっていた。このことについて話したい…。あるイスラエル警官が現在起こっていることを記録している。毎週金曜日、計11日間、こうした映像はなかった。私がエルサレムで過ごした3回目の金曜日でこのようなことは初めてだ。この最大の理由の1つは、おそらく先週金曜日に起きたジャーナリストの撲殺未遂とその後の一連の出来事だ。

なぜならあの警官は停職処分になったからだ。イスラエルの極右の大臣は、ジャーナリストを撲殺しようとした警官の許を訪れて、『できるだけ早く復職させる』と約束したのだ。

今週金曜日も、イスラエル警察は現場で撮影や記録を始めた。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大屋千寛 )
( 記事ID:56954 )