オルドゥ県ファトサ郡の金鉱山、閉鎖―エルズィンジャン事故をうけ
2024年02月24日付 Cumhuriyet 紙


エルズィンジャン県イリチでの鉱山事故の後、オルドゥ県ファトサ郡では、同様の事故を阻止するために環境保護団体が働きかけたことでシアン化物を含む金鉱山が停止された。

エルズィンジャン県イリチでの鉱山事故の後、オルドゥ県ファトサ郡は注目を集めた。ファトサ郡の住民が長年働きかけたことでシアン化物を含む金鉱山の活動が停止された。

イブラヒム・ギュンドゥズ氏がオダ・テレビで報道した内容によると、ファトサ郡では、住民や環境保護活動家が(閉鎖に向けて)長年働きかけてきた。そして、2月13日にエルズィンジャン県で発生した悲劇の後注目を集め、シアン化物を含む金鉱山の活動が停止された。

この決定は、オルドゥ県知事によって、オルドゥ行政裁判所が下した2023年12月25日付の資格停止判決に基づいて確定された。

特に昨年、多雨によって鉱山のシアン化物の精製所が洪水によって満たされ、その水がシアン化物と重金属を含む泥水として川に合流したことで環境破壊につながった。

■職能団体や住民は、反対運動を行った

2月15日に、平穏な生活を求める人々は、イリチでの大事故に抗議し、(鉱山で)発生した危険性を強調するために共和国広場に集まった。

イベントは、ファトサ郡の自然環境団体主導の下で開催された。多くの市民団体が参加する一方で、共和人民党(CHP)、左派党、至福党、善良党といったファトサの各政党代表部や無所属の市長候補も駆けつけた。

ファトサ郡でシアン化物を用いて金を製錬する採掘会社に対して長年ファトサ郡の住民は働きかけ、「イリチ(での悲劇)を最後に、シアン化物反対」と書かれた横断幕を掲げた。

先日、オルドゥ商工会議所は、鉱山の危険性を強調し、オルドゥ県の鉱山の危険性に注意を促し措置をとる必要があるとのメディア発表を行っていた。

会見では、イリチにおける鉱山業とファトサ郡における採掘作業の共通点が指摘され、「エルズィンジャン県イリチにある金鉱山の大事故で作業員9名が行方不明であり、私たちの嘆きを表明します」と述べていた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山口晴夏 )
( 記事ID:57406 )