シリア:米国占領軍がウマル油田とコニコガス田で警戒を強める(1)
2024年08月08日付 al-Watan 紙
■米国占領軍がウマル油田とコニコガス田で警戒を強める…アラブ系部族軍はシリア民主軍に大規模攻撃を加え、ダイル・ザウル県東部の複数の町を制圧
【ハサカ:本紙】
アラブ系部族軍はダイル・ザウル県東部の田園地帯で大規模な攻撃を実施し、米国政府に忠実な民兵組織「シリア民主軍」(SDF)を驚かせた。この攻撃により、SDFは支配していた多くの町から撤退を余儀なくされ、また違法な「ウマル油田」と「コニコガス田」に駐留している米国占領軍が警戒を強めた。その後、占領軍のヘリコプター複数機がズィーバーン町のユーフラテス川沿いの区域で部族軍に向けて機関銃を発砲した。一方、SDFはハサカ県内の諸都市や諸拠点を互いに結ぶすべての通行所および導入口を閉鎖した。
ダイル・ザウル県東部の田園地帯で活動する複数の地元筋が詳細を伝えたところによると、イブラーヒーム・ハーフィル氏が率いるアラブ系部族軍が、一昨日の夜から昨日の朝にかけて、同県東部にあるSDF傘下の検問所および軍事拠点を目標とした奇襲攻撃を開始した。その結果、アラブ系部族軍は複数の町を制圧し、自軍の車列をダイル・ザウル県北部の田園地帯に向けて進軍させた。これによりSDF内部で混乱が生じ、士気の崩壊を防ぐため、ラッカ県とハサカ県から大規模な軍事増援が行われた。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:58547 )