モロッコ:西サハラの「分割案」を拒否する立場を改めて表明(2)
2023年10月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■モロッコが西サハラの「分割案」を拒否する立場を改めて表明

【ラバト:本紙】

西サハラはかつてスペインの植民地であり、国連によって「非自治地域」とみなされてきた。また西サハラは数十年にわたって、モロッコと、アルジェリアの支援を受けるポリサリオ戦線との間で係争の対象となってきた。

モロッコ政府は西サハラの面積の約80%は実効支配しており、同地に自国の主権下での自治を認めることを提案している。一方ポリサリオ戦線は、1991年に締結された停戦協定に規定に従って、民族自決をめぐる住民投票を国連の後援下で実施するよう求めている。

2023年10月末には、国連安全保障理事会は紛争当事者らに対し、「恒久的かつ双方にとって受け入れ可能な」解決策に到達するために「交渉を再開」するよう改めて呼びかけていた。

(後略)

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( 翻訳者:池内一生、木村真翔 )
( 記事ID:58998 )