イマムオール、人工知能を使って演説―マルテペ集会
2025年03月29日付 Milliyet 紙

イスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長は拘留されている刑務所からマルテペへ声明を出した。何千もの市民が集会会場でイマムオール市長の逮捕に反対した。イマムオール市長は「私は何があってもこの戦いから撤退しないと述べた。約束は守る、絶対に撤退はしない。」と述べた。

CHPイスタンブル県支部のオズギュル・チェリキ支部長はスィリヴリ刑務所で拘留中のエクレム・イマムオール市長の手紙を、何千もの市民が押し寄せた歴史に残るマルテペ集会で読み上げた。手紙の一部は、AIで生成されたイマムオール市長の声と映像によって読み上げられた。

■「この仕組まれた法廷で身の潔白を証明すべきなのは私ではない」

イマムオール市長は市民に以下のように呼び掛けた。
「若者たちがレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領に市民に敬意を払え、国民の意思を侵害するなと声を上げても、エルドアン大統領はこの声に耳をふさぎ、次々と不当で無法な指令を出している。すべて自分で行ったのに全く責任を取らず、3日間で260億ドルを失った。恥知らずにもこの責任を、デモの権利を行使した参加者に転嫁して、我々国民が屈するよう働きかけている。彼らは必ず失敗する!七大国に屈しなかった我々国民が選挙から逃げるものに屈するだろうか?このハードルは私にとって何の影響もない。なぜなら私は何の罪も犯していないからだ。市長として行ってきたことに後悔はなく、誇りに思っている。私は行政捜査48件、民事捜査51件を乗り越えた一人だ。彼らに言う、出ていけ!この仕組まれた法廷で身の潔白を証明するべきなのは私ではない。エルドアン大統領は私に対してあらゆる措置を取り選挙から逃げだす。この臆病な行動で彼の支持者を失望させている。
国民の意思ではなく握った権力を信じる者は負ける。皆さんはともに政権の計算に失望した。皆さんは権利を、未来を、自由をもつと主張し、アタテュルクが述べたように皆さんは自由こそ私の性格であると話した。私は皆さんを誇りに思う。圧政には屈しない。」

イマムオール市長はAIによって生成された映像と声で、手紙の残りを以下のように伝えた。

「我々は勇気をもってして卑怯なものに打ち勝つ。この道を選んだ時も述べたように私は地位ではなく、長く険しい道を望んだ。一握りの人間がどれほどの措置をとれるか私はよく知っている。しかし全く恐れてはいない、なぜなら私の後ろやそばには皆さんがいるからだ。国民は圧制者の弾圧に対して結束した。若者たち、女性たちが立ち上がった。国民が受け入れないことを表し、国民はあらゆる罠を破壊し未来を示した。私は不正を行わず、行わせないと述べた。私は何があってもこの戦いから撤退しないと述べた。約束は守る、絶対に撤退はしない。大統領候補として正々堂々尽力する。民主的秩序のために恐怖に臆さず疲弊せず戦うことをまず神に、そして国民に誓おう。国民はどんな権力よりも偉大である。」

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:59830 )