イマムオールの卒業、イスタンブル大学データベースから削除
2025年05月06日付 Medyescope 紙


イスタンブル大学は、転学が手続きに則っていないという理由で、イスタンブル広域市長で共和人民党(CHP)の大統領候補であるエクレム・イマモール氏の卒業証明書を無効としていたが、これを大学のデータベースから削除した。

政権に近いサバフ紙の情報によると、イスタンブル大学は、転学が手続きに則っていないという理由で、イスタンブル広域市長で共和人民党(CHP)の大統領候補であるエクレム・イマモール氏の卒業証明書を無効としていたが、これを大学のデータベースから削除した。イマモール氏が電子政府サービスより行うことになる卒業状況の照会では、もはや高校卒業とみなされることになる。

イスタンブル大学は、イスタンブル市長イマムオール氏と同じ時期にイマモール氏同様に転学した27名の卒業証明書を取り消す形で無効にする決定を下していた。

メフメト・ペフリヴァン弁護士は、xを通じて発表を行い、イマモール氏の卒業証書がデータベースから削除されたという噂を本当だと認めた。

ペフリヴァン弁護士は、「イマモール氏の卒業証書を削除した者たちは、修士の証書を削除するのを忘れたみたいだ」と記した。

◾️卒業証明書はなぜ無効にされたのか?

イスタンブル大学の報告では、イマモール氏は「定員外で登録させた」と言われている。また、イマモール氏はギルネ・アメリカン大学で教育を受けていたにも関わらず、転学手続きを東地中海大学の名前を使って行ったと明らかにされた。

同大学の報告では、卒業証明書を無効にされた複数の人物の成績平均は転学に必要な2.40以下であった。東地中海大学から転学したメリフシャフ・オズジャン氏の成績平均は1.78として記されている。スイス・アメリカン・コレージュ卒業生のセヴギ・トプラク氏の成績平均は1.89で成績証明書では「FF」の成績がみられる。

◾️弁護士らは訴えた

イマモール氏の弁護士であるメフメト・ペフリヴァン氏は、依頼人の卒業証明書が無効にされる手続きに対し裁判を起こしたと伝えた。

ペフリヴァン弁護士は、「この訴えは、単にエクレム・イマモール氏個人の法律的な保護を目的として行ったものではありません。同時に、法治国家が、法の信頼性の原則、基本的な権利や自由を守るようにと、私たちが進めている闘いなのです。」と述べた。

イマモール氏は、この訴えに関連して自身のSNSを通じて行った投稿において、「2019年5月6日のイスタンブルの選挙を無効にして国民の意思を無視した者たちは、同じ違法行為を35年前の卒業証明書を取り消して続けようとしています。イスタンブルで自らの意思に則って、政権に対して選挙で教訓を与えたこの尊い国民は、今日もまた、卒業証明書の陰謀を企てた者たちに歴史と法の前で責任を問うことになるでしょう。」と書いた。

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( 翻訳者:鈴木啓太 )
( 記事ID:60086 )