MHPバフチェリ党首、オンデル氏を追悼
2025年05月07日付 Cumhuriyet 紙


民族主義者行動党(MHP)デヴレト・バフチェリ党首が、人民の平等と民主主義党(DEM)のトルコ大国民議会におけるスッル・スレイヤ・オンデル氏にための弔問行事に参加した。バフチェリ氏は、DEM党にお悔やみの言葉を述べた。

元イスタンブル議員であり、トルコ大国民議会副議長であったスッル・スレイヤ・オンデル氏のためのトルコ大国民議会式典会場で行われた弔問行事に、トルコ大国民議会議長ヌマン・クルトゥルムシュ氏とMHP党首のデヴレト・バフチェリ氏も参列した。

■議会史上初めて…

トルコ大国民議会の歴史上、初めて亡くなった人のために公式の式典会場で弔問行事が開催された。

弔問を受け入れているDEM党の代表団を、一番初めにCHPの代表団が訪問した。その次の訪問客は、トルコ大国民議会議長のヌマン・クルトゥルムシュ氏であった。クルトゥルムシュ氏は、DEM党代表団にお悔やみの言葉を述べた。

DEM党の共同党首であるトゥライ・ハティムオールラル氏、トゥンジェル・バクルハン氏は、DEM党の会派副代表であるギュリスタン・コチイイト氏、セザイ・テメルリ氏、DEM党国会議員で中央委員会のメンバーであるサルハン・オルチュ氏、スッル・スレイヤ・オンデル氏の兄アリ・オンデル氏が、トルコ大国民議会の式典会場で弔問を受け付けている。

■バフチェリ氏は99日ぶりに国会へ戻った

クルトゥルムシュ氏に続いて、MHP党首デヴレト・バフチェリ氏がホールに入場した。バフチェリ氏は、体調不良になってから99日ぶりに再び国会に戻った。

DEM党代表団とオンデル氏の兄弟アリ・フアト・オンデル氏に弔意を表したMHP党バフチェリ党首は、お悔やみの言葉を述べた後、追悼式から退出した。

■「重要なプロセスの最も中心的な担い手の一人だった」

クルトゥルムシュ氏は、式典でスピーチを行い、オンデル氏を追悼した。

スッル・スレイヤ・オンデル氏が親しい仕事仲間だったと語ったクルトゥルムシュ氏は、「彼の内面にどれほど多くの嵐が吹き荒れていようとも、私たちはスッル・スレイヤ氏が笑顔以外の様子でいるところを見たことがありませんでした。」と語った。

「この国を東から西まで隅々まで愛し、これをも内面化した人物でした。人生のあらゆる時期において、愛国的な姿勢をあらゆる手段で示してきた仲間でした。」と語ったクルトゥルムシュ氏は、「最近では、重要なプロセスの最も中心的な担い手の一人でした。平和の確立と、敵意の解消のために主導権をとってきました。」と述べた。

■「テロなきトルコという理想は、遺言である」

クルトゥルムシュ氏は、次のように続けた。
「この大きな理想が私たちにとって遺言であると考えています。私たちは皆、スッル・スレイヤ・オンデル氏のテロなきトルコという理想を守り抜き、この理想を一刻も早く実現するためにあらゆる努力を尽くす責任があります。」

■「体調不良を後回しにした」

クルトゥルムシュ氏の後にDEM党共同党首のトゥライ・ハティムオールラル氏が言葉を継いだ。

ハティムオールラル氏は、「彼は心からこう信じていました。トルコで生きるすべての異なる民族と異なる信仰は共存できると。このことをあまりにも強く信じていたので、最近行われた平和と民主的社会の呼びかけにおいて彼は、これほど大きな役割を担いました。そのために彼は体調不良を後回しにしたのです。」と語った。

■バフチェリ氏はスッル・スレイヤ・オンデル氏の写真を慈しんだ 

デヴレト・バフチェリ氏は、スッル・スレイヤ・オンデル氏の写真を慈しみながら冥福を祈った。

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( 翻訳者:田端咲希 )
( 記事ID:60092 )