ドイツで新たに大統領の椅子に座るフリードリヒ・メルツ氏は、前日にブリュッセルで開催されたNATO事務総長マーク・ルッテ氏との合同の記者会見でトルコに対して熱いメッセージを送った。
タイイプ・エルドアン大統領の招待を受けて近くトルコを訪問すると発表したメルツ氏は「トルコは、NATO地域における戦略的重要性の観点から、無視することのできない立ち位置を占めている。このため、トルコは私たちにとって非常に価値があり、重要なNATOのメンバーである。トルコとNATO内におけるこの同盟を継続させるために、そしてさらに発展させるために力の及ぶ全てのことを行いたい。」と語った。
■国境警備を増大
ドイツの首相フリードリヒ・メルツ氏は、ユーロファイタージェット機の受け渡しの件に関して政府がある決定を下すであろうと述べながら、「しかしながら私たちは、NATOの重要なメンバーとしてトルコが私たちと緊密な結びつきを保つことを続けるということに対して、力強い意志を結合させます。」という表現を用いた。
一方で、メルツ氏が職務を開始するとともにドイツの国境地帯では不法移民との闘争のプログラムの枠組みで警備が増強された。シェンゲン諸国からやって来る人々も含めて、必要な書類を有していない人々は、国境から追い返され始めた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
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