シリア:治安部隊が「イスラーム国」の細胞に対する急襲作戦を実施
2025年05月17日付 al-Mudun 紙


■シリア治安部隊が「イスラーム国」の細胞を分解:死者1人、複数の逮捕者、爆発物も押収

【本紙】

シリア内務省は今日土曜日、国内治安局と総合諜報局の合同作戦の一環として、「イスラーム国」の細胞が潜伏していた隠れ家を急襲し、即席爆発装置などの爆発物を押収したと発表した。

<残党の追跡>

シリア内務省は声明で、アレッポ治安局は総合諜報局と共同で、イスラーム国に属するメンバーらが潜伏していた隠れ家を標的とした急襲作戦を実施したと述べた。これは、テロとの戦い、そして治安・安定性の強化に向けたシリア国家の取り組みとして行われた。

声明によると、この作戦により、細胞の構成員のうち4人が逮捕されたが、残りの捜索はいまだ続いている。また、この作戦に伴う衝突で治安機関の隊員1人が殉職したという。

さらに声明は、治安機関の隊員らは隠れ家内で、組織の構成員らが所持していた爆薬、即席爆発装置、爆発物が仕込まれたチョッキ、治安機関のものと思われる衣服を押収したと指摘した。

同省は治安当局が、「あらゆるテロ活動を監視・防止し、シリア領土の全地域での治安・安定の回復を保障するための綿密な取り組みを続ける」ために、数々の作戦を継続していることを明らかにした。

複数の地元筋が本紙に伝えたところによると、今回の作戦はアレッポ市のハイダリーヤ区で実施され、そこではシリア治安部隊の隊員らと(イスラーム国の)細胞メンバーらの間で激しい衝突が発生した。また細胞メンバーの1人が包囲された際に自爆ベルトを爆発させ、これにより治安機関の隊員1人が死亡し、他が負傷したという。

同複数筋は加えて、治安部隊がテロ細胞の残党を追跡するなかで、アレッポ市内のいくつかの旧市街区を包囲したと述べた。これにより構成員3人が逮捕されたが、作戦は継続中である。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木美織 )
( 記事ID:60158 )