エルドアン大統領、イスタンブルでシャラア・シリア暫定大統領と会見
2025年05月24日付 Milliyet 紙
トルコ共和国大統領レジェプ・タイイップ・エルドアン氏は、シリアの暫定大統領アフメド・シャラア氏と、ドルマバフチェ宮殿のワーキングオフィスにて会合を行った。会合は約1時間半続いた。
エルドアン大統領は、シリアの暫定大統領シャラア氏と会合を行った。エルドアン大統領は、シリアのシャラア暫定大統領を、ドルマバフチェ宮殿のワーキングオフィスにて、フォーマルな儀礼で迎えた。
会談では、ハカン・フィダン外務大臣、ヤシャル・ギュレル国防長官、イブラヒム・カルン国家諜報機構長官、ハルク・ゲルギュン国防産業長官、シリアからは外務大臣アサド・ハサン・シャイバーニ氏と何人かの政府関係者が出席した。会合はメディアには伏せて行われ、会合の後、一行は会食時に一堂に会した。
◾️トルコはシリアとともにいる
会合では、トルコとシリアの二国間の関係、周辺地域、そしてグローバルな事態の展開が話し合われた。エルドアン大統領は会合の中で、より明るく平和な日々がシリアを待っているのを信じており、トルコが今日まで同様に、今後もシリアの味方であり続けると明らかにした。
アメリカとEUがシリア向け制裁措置を解除すると決定した後、トルコを真っ先に訪問したシャラア暫定大統領に向け、エルドアン大統領は、制裁措置の解除開始をトルコが喜ばしく歓迎しており、シリアが領土の統合を守りながら、国家と軍がただ1つの中心から統率されるのが重要であると述べた。
エルドアン大統領は、会合の中で、イスラエルがシリア領土内で不法占領を行い攻撃を続けているのは受け入れ難く、トルコがこのことに対し、あらゆる場面で抗議し続けるつもりであると明かした。同大統領は、トルコとシリアの二国間の関係と協力体制は、エネルギー、国防、交通を始めとしたあらゆる分野で進展し続けているとし、トルコが今まで同様に、今後も、隣人・兄弟の法の定める所を遂行していくと言及した。
シャラア暫定大統領も、制裁解除を大いに支援し労を尽くしたことに関し、エルドアン大統領に感謝の意を表した。
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( 翻訳者:木村沙帆 )
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