スーダン:スーダン政府はUAE政府が外交官らを追放したとして非難
2025年05月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダン政府:アラブ首長国連邦が「理由もなく」駐ドバイ領事館職員らを追放したとして非難
【ハルツーム:本紙】
軍に関連するスーダン政府は土曜日、アラブ首長国連邦が自国の領事館職員らを追放したとして非難した。これはスーダン政府が湾岸アラブ国家であるUAEとの外交関係を断絶してから約2週間後のことである。
5月初旬には、政府の暫定拠点であるポートスーダンで、軍と即応支援部隊の間で戦争が始まってから初めて、複数の地点に対する無人機爆撃が発生したことによって、両国間で緊張が高まっていた。
スーダン政府はUAE政府が、即応支援部隊に武器を提供したとして非難している。なかでも、2023年4月以来続いている戦争の最中に、政府の暫定拠点であったポートスーダンを攻撃するのに用いられた武器について、である。
スーダン外務省は声明で、「UAE当局は数日以内に、いかなる理由もないままに、在ドバイ・スーダン総領事館職員のほとんどを追放するという決定を下した」と述べた。
さらに「UAE当局は、領事関係に関するウィーン条約に対する重大かつ明白な違反として、ドバイ空港で出国手続きを完了した外交官らを8時間にわたって拘束し、彼らに対して尋問を行ったうえ、携帯電話やノートパソコンを監視・スパイ行為の対象とした」と付言した。
声明はさらに、「この前例のない事件は、UAE当局が外交官を保護し、彼らに必要な免責および特権を与えることを規定した国際法上の義務を著しく軽視していることを示すものである」と付け加えた。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:伊藤万結香、門野陽飛 )
( 記事ID:60201 )