バフチェリMHP党首「その時が近づいている」
2025年05月27日付 Medyescope 紙
民族主義者行動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首が、数か月ぶりに発言し、「テロのないトルコ」を強調した。バフチェリ党首は、「本当にすべてにはタイミングがあります。そのタイミングは急速に近づいています。」と述べた。
MHPのデヴレト・バフチェリ党首は、国会で人民の平等と民主主義党(DEM党)と会談した後、アンカラのクズルジャハマムで行われた「理想主義者殉職者記念碑」の除幕式に参加した。
健康上の理由で数か月ぶりの発言となったMHPの指導者は、「テロのないトルコ」を強調し、「本当に、すべてにはタイミングがあります。そのタイミングは急速に近づいています。その時とは、『トルコの世紀』を象徴し、新たな国民的統一と兄弟愛の世紀と定めている。殉教者たちの尊い遺志が私たちに委ねたものは私達の頭、心の奥深く、私たちの人生と未来のまさに中心にあります。」と述べた。
◾️「利得に取りつかれた政治的変節者たち…」
「誠実さを知らない者は、真摯さというものも理解できません。」と述べたバフチェリ党首は次のように続けた。
「忠誠を期限の定まった物件のように見なす偽善者や仲介者的な考えの持ち主がトルコ民族主義に関して陰謀や噂を流すのは、死の宣告を受けている。利得に取り憑かれた政治的変節者たちは、自らの大義に対する情熱で鋼のように固く、旗印となった理想主義者の意識には決して影響を与えない。いかなる形であれ、嘘や中傷に基づく下品な言葉が価値や値打ちについて語ることはできません。」
殉職者は死んでいない点を強調するバフチェリ党首は、「私たちの信仰によれば、殉職者は死んでいません。これを機に、すべての殉職者、故指導者アルパルスラン・テュルケシュ氏、卑劣な襲撃で殉職した故ギュン・サザク氏、そして命を落としたすべての同志を、敬意し、哀悼し、偲んで追悼します。また、すべての戦傷者の方々に対して、長く平穏な人生を願います。全ての同志、闘いの高潔さと名誉を訴えたすべての兄弟たちに、神のご加護がありますように。殉職者たちの魂を嘉しますように。」
◾️最後に党の会派会議で発言
バフチェリ党首は、2025年1月28日の党の会派会議で最後に発言していた。同党首は2月4日火曜日にアナトリア健康センター病院に入院し、検査の結果、心臓の弁を交換する手術を受けた。
MHPの指導者は、体調不良から66日目、つまり4月4日に再び姿を現した。バフチェリ党首はアルパルスラン・テュルケシュの墓を訪れた。その際、周囲の人々がときおり彼を支える様子が見られた。MHP党首は、墓地に約10分間滞在した。
バフチェリ党首がここ最近現れたのは、逝去したスッル・スレイヤ・オンダー氏のためにトルコ大国民議会で行われた弔問の席だった。
MHPの代表であるバフチェリ党首は、ジェラル・アダン副議長、フェティ・ユルドゥズ党副総裁、フィリズ・クルチ党会派副代表、エルカン・アクチャイ氏、同行するMHP議員団とともに、議会弔問会場で弔意を表した。
バフチェリ党首は、弔問会場の外に飾られていたオンダー氏の写真に手を触れた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:鈴木啓太 )
( 記事ID:60209 )