イエメン:重要道路、7年ぶりに正式再開通ーサナア・アデン間の距離大幅短縮へ
2025年05月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️正式に…戦争による7年間の封鎖を経て、サナア-アデン間の道路がダーリウ経由で再開通
【サナア:本紙】
国際的に承認されているイエメン政府により任命されたダーリウ県知事アリー・ムクビル・サーリフ氏は、昨日木曜日、サナア-アデン間の道路をダーリウ経由で再開通すると正式に発表した。この道路については、同県の執行委員会が今月5月18日付で再開に同意していた。
一方、フースィー派(アンサール・アッラー)により任命されたダーリウ県知事アブドゥルラティーフ・シャグダリー氏は、フースィー派側では1年前から道路は開通しており、再開通を改めて行う必要はないと強調した。「白旗キャンペーン」として知られる取り組みは、木曜朝、ダーリウ市とダムト市を結ぶ道路を再開通した。この道路はサナアとアデンを結ぶ国際幹線の一部であり、北イエメンと南イエメンをつなぐ最重要ルートの一つとされている。なお、この道路は約7年前から、10年に及ぶ激しい戦争の影響で封鎖されていた。
国際的に承認されているイエメン政府によって任命されたダーリウ県知事は、「X」への投稿で次のように述べた。「何千人もの国民が待ち望んでいた一歩として、昨日木曜日、正式にアデンとサナアを結ぶ国際道路が開通した。」同氏はさらに、「今回の措置は、北部と南部の両地域の市民の間で広く歓迎され、大きな安堵をもたらした。というのも、この重要な道路は7年間もの長きにわたって閉鎖されており、多くの北イエメンの住民に重い負担を強いてきた。」と述べた。観測筋によれば、この道路は今なお、戦争によって損傷した部分の再整備や修復作業が必要とされているという。
この道路の再開通により、サナアとアデン間の距離は、代替ルートで600キロを超えていたのに対し、360キロに短縮されることになる。
(後略)
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( 翻訳者:新階 望乃 )
( 記事ID:60226 )