ネタニヤフ、法廷で1788回「記憶にありません」
2025年06月04日付 Cumhuriyet 紙
イスラエルのネタニヤフ首相が、自身に対する汚職裁判で、昨日初めて反対尋問を受けた。
検察官は、ネタニヤフ首相が反対尋問の間、1788回「記憶にない」と答えたことを明らかにした。ネタニヤフ首相は「誰しも時に記憶の喪失は起こる。私もそうだ。」と言い、質問に答えなかったことを正当化した。
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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、汚職裁判における初めての反対尋問で、1788回「記憶にない」と回答した。
■反対尋問を「ある種の冗談」と位置付けた
エルサレム・ポスト紙の報道によると、ネタニヤフは自身に関する汚職裁判で6ヶ月ぶりに法廷に立ち、火曜日に行われた最初の反対尋問を「冗談」と位置付けた。
首相の尋問は、「ケース1000」と呼ばれる案件では、ハリウッド映画プロデューサーのアーノン・ミルチャン氏と、実業家のジェームズ・パッカー氏から合計19万5千ドル相当の高価な葉巻やシャンパン、妻のサラ氏のために3100ドル相当の宝石を受け取ったことなどの容疑に焦点が当てられている。
反対尋問の間、検察官ヨナタン・タドモル氏に計1788回「記憶にない」と回答したことを明らかにしたネタニヤフ氏は、「誰しも時々記憶の喪失は起こる。私もそうだ。」と述べて、尋問に答えなかったことを正当化した。
■ネタニヤフの汚職裁判
イスラエルの司法長官アビシャイ・マンデルブリット氏は、2019年11月21日に、3件の汚職裁判で「収賄と背任、職権の私的乱用」の罪で起訴した。在任中に起訴された初めてのイスラエル首相として歴史に刻まれたネタニヤフ氏の初公判は、2020年5月24日にエルサレム地方裁判所で開かれた。
ネタニヤフ氏は、2024年12月10日に初めてテルアビブ地方裁判所で裁判官の前に出て証言を行った。ネタニヤフ氏は、ケース1000、ケース2000、そしてケース4000という名で知られる3つの汚職裁判で、「賄賂、詐欺、職権乱用」の罪で起訴されている。
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( 翻訳者:遠藤光姫 )
( 記事ID:60266 )