イスラエル:予備役拒否の将校を拘禁
2025年06月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ガザへの攻撃に反対し、服務を拒んだイスラエル将校に25日の拘留
【エルサレム】
イスラエル軍事法廷は日曜日、ガザ地区で20ヶ月以上続く戦争の継続反対を理由に、予備役としての服務を拒否した大尉階級の予備役将校に、25日間の拘留を言い渡した。
イディオト・アハロノト紙(民間紙)は、軍事法廷がロン・ファイナー(予備役)大尉に、25日間の拘留を言い渡したと報じた。ファイナーは、2023年の10月の戦争勃発後、270日間の予備役経験があるにもかかわらず、ガザへの攻撃継続反対を理由に予備役への服務を拒否したとのことだ。
ファイナーは先週、同じ罪状で20日間の刑期を務めるため拘禁されたが、司法手続きに問題があったとの主張により24時間以内に釈放され、訴訟の再審理が行われていた。
同紙は、ファイナーが著名な活動家のひとりで、停戦してでも、イスラエル人捕虜をガザから救出することを求める運動をしていたと報じた。
嘆願書を掲載するインターネットサイト「イスラエルの帰還」によると、4月22日、停戦と引き換えにしたガザ地区の人質救出を求める嘆願書に署名したイスラエル人が14万3千人に上り、その件に関する嘆願書は58件に増加した。
(後略)
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( 翻訳者:西川舜 )
( 記事ID:60283 )