ジャーナリストのアルタイルのスタッフ、逮捕決定を批判
2025年06月23日付 Medyescope 紙


ジャーナリストのファーティフ・アルタイル氏は、YouTubeチャンネル上の番組を理由にされ、輪番の初等刑事裁判所によって「大統領を脅迫した」という罪で逮捕された。アルタイル氏のスタッフは、逮捕という決定を批判し、配信を続けると述べた。

ジャーナリストのファーティフ・アルタイル氏は、YouTubeチャンネル上の番組が理由で逮捕された。輪番の初等刑事裁判所は、アルタイル氏について「大統領を脅迫した」という罪で逮捕決定を下した。

逮捕後にアルタイル氏のYouTubeチャンネルで平日の朝に配信される「ファーティフ・アルタイルが解釈する」という番組は、今日はスタッフによって撮影された。番組ではアルタイル氏が座っていないイスが映った。アルタイル氏と共演しているエムレ・アジャル氏は、逮捕決定に向けた批判を口にした。

「ファーティフ・アルタイルは解釈できない」という見出しで配信された同番組で、アジャル氏は、アルタイル氏の逮捕理由とされた言葉が事実を曲げていると述べた。検察と初等刑事裁判所が主張と証拠を考慮せずに逮捕決定が下されたと主張した。

■私たちは揺るぎなく抗い続ける

アジャル氏は、スタッフを代表して行った発表の中で決意を強調した。「私たちは、ファーティフ・アルタイルのスタッフとして揺るぎなく抗い続けるということを皆に知ってほしい。」と述べた。

スタッフが恐怖におびえ声を出さないことはないし、怖気付いたりしないと述べたアジャル氏は、正しいとわかっていることを支援者と共有し続けると述べた。法律的な手段で全ての権利を求めると付け加えた。

■弁護士の主張が考慮されなかった

アジャル氏は、弁護士が行った主張と示した証拠が考慮されなかったと主張した。トルコ刑法310条2項が、直接、罪状として適用されることは間違っていると主張した。
この状況は、憲法第38条、トルコ刑法第2条、欧州人権合意第7条に違反していると述べた。当該条項で定められていない行為を処罰しているという意味であると述べた。

■不透明な罪への警告

アジャル氏が強調するのは、いかなる行為が大統領への批判に当たるとしても、これが罪になる状況が不透明な罪を作り出すことになる、というものである。さらに、アジャル氏は、こうした法の運用は予見できず、気まぐれであると述べた。法治国家の原則と一致しないとも付け加えた。

同氏は、大統領という地位が民主社会において最も批判に晒される地位であると述べた。この状態を強調することが重要であると明らかにした。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:60360 )