トルコは米B2爆撃機を探知できるか?
2025年06月24日付 Yeni Safak 紙
アメリカがイランの核施設に対して行った空爆は、世界の注目を一気に集めた。この攻撃で使用されたB-2スピリット爆撃機は、「迎撃可能なのか?」という疑問を世間に投げかけることになった。ユーラシア戦略研究センター(ASAM)所長であるエライ・ギュチュリュエル博士は、B-2スピリット爆撃機を探知するトルコの能力について、また国産かつ自国技術によって開発されたトルコの防空システムの特徴について、一つ一つ詳しく解説した。
ASAM所長のギュチュリュエル博士は、近年のトルコの防衛産業への支出が無駄ではなかったと述べたうえで、次のように語った。
「戦いの火蓋はすでに切られている。世界は第三次大戦に向かって急速に進んでいる。はっきりと言えるのは、トルコ国家はすでに戦略的に動き出しているということだ。[エルドアン]大統領がこの状況を見据えて防衛産業に舵を切ったこと、そしてトルコがこのレベルに到達していることは、誇らしいことである。」
◼️B-2を探知できるのか?
ギュチュリュエル博士は、トルコがイランとは異なり、独自のレーダーシステムによってF-35、F-16、そしてB-2スピリットのような航空機を探知できるとして、次のように述べた。
「イランと私たちの違いはここにある。トルコはその技術を有している。トルコのシステムは、対象の航空機が戦闘機なのか旅客機なのかを、500kmの距離で識別できる。さらに400kmまで接近すると機種を特定できる。攻撃可能な射程距離も同じく400kmである。加えて、B-2スピリットも非常に容易に視認できる。」
◼️KAANの対レーダー性能
ASAM所長は、国産戦闘機KAANについても言及し、次のように語った。「F-35戦闘機は他の防空システムから500キロメートルの距離で、0.0007㎡のレーダー反射面積で探知されますが、KAANはこれを0.0001㎡のレベルに抑えています。つまり、KAANはほとんどレーダーに映らないのです。」このようにして、トルコの誇りである国産戦闘機のレーダーに対する力を強調した。
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( 翻訳者:金子萌 )
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