チュニジア:イスラエルのイラン攻撃をめぐる政界の反応
2025年06月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジアの政治家らがイスラエルの侵略を非難…ある政党はイラン人への入国ビザ発行停止の撤回を要求

【チュニス:本紙】

チュニジアの多くの政治家らが、イスラエルのイランに対する攻撃についての非難を表明した。これと時を同じくして、チュニジアの一政党は自国当局に対して、イラン人およびイラク人に対する入国ビザ発行停止にかかわる決定を撤回するように求めた。

ナフダ運動および国民救済戦線の指導者であるリヤード・シュアイビー氏は、自身が「イスラエルの侵略に直面するイランに全面的に連帯する」としたうえで、「イスラエルが中東地域で行っていることは、10月6日以降の新たな力の均衡を押し付けようとする絶望的な試みに他ならない」と記した。

さらに同氏は、「しかしながら、イスラエルによるガザへの侵略が、いまだ同国自身そこから抜け出す術を知らない泥沼と化したように、この地域のいかなる国を攻撃しても、それは抵抗の精神をさらに煽り立て、ひいては簒奪的政体の敗北を加速させることにしかならない」と続けた。

「民主潮流」党の元党首であるザーキル・アヒーズィブ氏は、イスラエルの攻撃は、ロシアに対するウクライナの無人機攻撃に似ているとし、「これは新たな戦争だ」と付言した。

一方人民潮流党は、「イランのイスラーム共和国に対する支持と連帯」を表明し、「米国と西側諸国の参加と支援のもと、また域内諸国の共謀のもと、イランの国民とキャパシティ、指導者を標的としたシオニストギャングが敢行したこの不正の侵略を非難する」と表明した。

(後略)

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( 翻訳者:古内遼太、佐藤百合香 )
( 記事ID:60389 )