CHPの党大会裁判、判断は?
2025年07月01日付 Cumhuriyet 紙


CHPの「党大会」裁判において、アンカラ第26簡易刑事裁判所の管轄違いの判決がアンカラ第3重罪裁判所によって取り消された。

CHPの第38回党大会で不祥事があったとの訴えにより行われている裁判で、進展があった。

アンカラ県共和国主席検事局はこの件に関連した声明を発表し、容疑者たちが政党法第112条に違反している罪で訴えを起こされ、アンカラ第26簡易裁判所で行われた裁判で下された管轄違いの判決は、アンカラ第3重罪裁判所の決定により取り消されることが明らかにされた。

■管轄違いの決定が取り消された

アンカラ県共和国主席検事局によってなされた声明は以下の通りである。

「共和人民党(CHP)の第38回党大会に関して容疑者たちが政党法第112条に違反している罪により訴えを起こされ、アンカラ第26簡易刑事裁判所で行われた裁判で下された管轄違いの判決は、アンカラ第3重罪裁判所により2025年6月30日をもって覆された。」

■この進展は何をもたらすのか

2023年11月4-5日にかけて行われ、オズギュル・オゼル氏がCHP党首に選ばれた第38回定期党大会に対する「不祥事」の申し立てに関連してアンカラ県共和国主席検事局は訴状の準備を行った。

起訴状のなかでCHP第7代党首ケマル・クルチダルオール氏は被害者、元ハタイ市長のリュトフ・サヴァシュ氏については原告となっている。

拘留されているCHP大統領候補のエクレム・イマムオール氏、イズミル市長ジェミル・トゥガイ氏、イスタンブル・ベシクタシュ区長ルザ・アクポラト氏、ブルサ・オスマンガズィ区長エルカン・アイドゥン氏、CHP党議会議員のバキ・アイドネル氏、ヒュセイン・ヤシャル氏、県や区の支部長であるオズギュル・チェリキ氏、ニハット・イェシルタシュ氏、セルハト・ジャン・エシュ氏、メティン・ギュゼルカヤ氏、メフメト・クルチャスラン氏とイスタンブル広域市議会のオズゲン・マナ氏が容疑者として挙げられた。

起訴状はアンカラ第26簡易刑事裁判所に送られた。しかしながら、簡易裁判所は「贈賄罪であることは管轄違い」との判決を下し、訴訟記録を重罪裁判所に送った。被告人はこの決定に異議を唱えるなか、アンカラ県共和国主席検事局も管轄違いの判決に異議申し立てをした。

アンカラ県共和国主席検事局によってなされた声明によると、この裁判における異議申し立て期間が完了し、起訴状が現状のまま審理段階に進むために、訴訟記録がアンカラ第26簡易刑事裁判所に再び送られた。

このように12人の被告に関して「贈賄罪」が訴訟記録に追加されず、「不正投票」を行ったとされる12人の容疑者たちは「政党法に反する」罪で3年の懲役刑が求刑され、裁判が開かれる。

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( 翻訳者:安孫子織絵 )
( 記事ID:60397 )