PKK武装解除式典参加に向けディヤルバクルからバスで出発
2025年07月10日付 Cumhuriyet 紙
テロ組織PKKが明日行う武装放棄式典のために、招待された人民の平等と民主主義党(DEM)代表団の元議員および現議員らは、記者団と共にディヤルバクルからイラク・クルド自治区のスレイマニイェ市に4台のバスで向かった。
テロ組織PKKの最初の武装放棄式典に関する映像はテレビから生中継することが計画されていたが、後にクルディスタン社会連合(KCK)は7月7日に発表された声明で、「警備」を理由に武装放棄が行われる式典会場に記者団を招待しないこと、式典を生中継しないことを発表した。
そのため、人民の平等と民主主義党(DEM)は、一部の作家と記者を式典に招待した。しかし、「警備」を理由に、生中継の決定は断念したと説明した。テロ組織PKKが明日行われる武装放棄式典のために招待された人民の平等と民主主義党(DEM)代表団の元議員および現議員らは、記者団と共にディヤルバクルからイラク・クルド自治区のスレイマニイェ市に4台のバスで向かった。
■式典のために2つの別々の会場が用意され、巨大スクリーンが設置された
式典は2つの別々の会場で見ることが出来る。組織の成員が武装放棄することになる1番目の会場へは、その印象を報じる少数の観客が出席する。この招待客たちは携帯電話およびその他の電子機器の会場への持ち込みが警備を理由に禁止される。参加者の多くは、巨大スクリーンが設置された2番目の会場で式典を見ることが出来る。武装放棄が行われる1番目の会場へは、承認された2つの報道機関関係者が招待される。式典の様子は、式典が終了後にこの2つの報道機関によって報じられることになる。
■オジャランのメッセージ!
武装放棄式典を前に、テロ組織PKKリーダーであるアブドゥッラー・オジャラン氏は、PKKおよび世論に向けたビデオメッセージを送った。オジャラン氏の、26年間で初めてのビデオという形でのビデオメッセージは、組織に近いフラト通信で公開された。ビデオで、「2025年2月27日の平和と民主社会の呼びかけを守り続けています。武装放棄に関する詳細は決定され、迅速に実行されるでしょう。私は武力ではなく、政治と社会的平和の力を信じていますし、皆さんにもこの指針を実行するよう願っています。」と述べた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:佐田優美香 )
( 記事ID:60441 )