カタール:「仲介国は停戦合意に向けた取り組みを強化するも先行きは不透明」カタール外務省報道官
2025年07月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相
■アクシオス:トランプ米国大統領、ガザ停戦交渉について協議するためカタール首相と会談する予定
【ロンドン:諸通信社】
ドナルド・トランプ米国大統領は、ガザ停戦協定交渉のため水曜日にカタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相と会談する予定であると、米国のニュースサイト「アクシオス」のバーラーク・ラーフィード(Barak Ravid)記者がXに投稿した。
同記者によると、トランプ大統領とムハンマド首相は、新たな核合意達成に向けた米国とイランの交渉再開に向けた取り組みについても協議する予定だ。
一方、カタール外務省のマージド・アンサーリー報道官は火曜日、(イスラエルによって)封鎖されたガザ地区での紛争を終らせるため、カタール政府はイスラエルとハマース間の仲介努力を継続すると断言した。
同報道官は、ガザ地区での停戦交渉は現在進行中で、各代表団は熱心に議論を重ねていると発表した。仲介国は合意を得るために地道な努力を続け、停戦合意の技術的詳細について協議と交渉を行っていると付け加えた。しかし、合意に達する具体的な日程は示さず、仲介者は交渉プロセスの詳細を明らかにしていないと述べた。
そして、(現段階は)「一見無駄な努力に思えるものが、やがて状況が一変する」という状態であると説明し、仲介各国は合意に向けた努力を強化していると強調した。
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( 翻訳者:岡安紅葉 )
( 記事ID:60480 )