イマムオールに侮辱罪等裁判で1年7か月判決
2025年07月16日付 Medyescope 紙


逮捕中のイスタンブル広域市市長で公正発展党(CHP)の大統領候補であるエクレム・イマムオール氏の7年4ヶ月の懲役と政治活動禁止を求めて行われているアクン・ギュルレキ訴訟の第3回公判が本日行われた。裁判所は、アクン・ギュルレキ裁判の判決を出し、「標的化」罪は無罪、公務員への侮辱で1年5ヶ月、脅迫行為で2ヶ月15日の懲役が言い渡された。

シリヴリにあるマルマラ刑務所に拘留中のイスタンブル広域市(İBB)市長でCHPの大統領候補であるエクレム・イマムオール氏の7年4ヶ月の懲役及び政治活動の禁止を求めて行われているアクン・ギュルレキ裁判の第三回公判が本日行われた。シリヴリにあるマルマラ閉鎖刑務所内にある法廷で行われる公判は、10時に始まった。

この件に関して7年9ヶ月の懲役と政治活動の禁止が求められているイマムオール氏は、憲兵により法廷に連れてこられた。イマムオール氏は、グレーのスーツを着て、左脇に紙が一杯に詰まった青色のファイルを持ち、法廷内で挨拶をしながら被告人席についた。

イマムオール氏は傍聴席から拍手で迎えられ、「イマムオール大統領」、「一人では解放はない」、「エクレム市長」などのスローガンが叫ばれた。公判には、CHPのオズギュル・オゼル党首、イマムオールの妻ディレク・イマムオールさん、息子のセリム・イマムオールさん、ヌリ・アスランİBB副市長、CHPイスタンブル県支部長のオズギュル・チェリキ氏、CHP副党首のスアト・オズチャーダシュ氏とギュル・チフトチ氏、会派副代表のギョクハン・ギュナイドゥン氏、イスタンブル選出国会議員のアリ・ギョクチェキ氏、ディヤルバクル選出国会議員のセズギン・タンルクル氏、党評議会メンバーのベルカイ・ゲズギン氏、ウスキュダルのスィネム・デデタシュ市長、イスタンブル弁護士会のイブラヒム・カブオール会長、トルコ弁護士連盟のエルディンチ・サーカン会長も出席した。カナダ、オーストリア、チェコを含む9カ国の領事たちも傍聴した。

裁判所は、イマムオール氏の「標的化」罪について無罪を言い渡し、「脅迫」罪で2ヶ月15日、「公務員に対する侮辱」罪で1年5ヶ月の懲役刑を言い渡した。裁判所は、イマムオール氏に対し、世間で「政治的禁止」として知られるトルコ刑法(TCK)第53項「特定権利の行使の禁止」の適用も決定した。刑が確定した場合、イマムオール氏は政治活動の禁止が課されることになる。

■公判で「検察官を見るな」騒動
イマムオール氏が供述する間に、公判の検察官が、「私に向かって話さないでください」と発言した。イマムオール氏は、裁判長に向き直り「検察官を見ることは禁止ですか?」と尋ね、検察官に対しても「あなたを見ることは禁止なのですか?」と尋ねた。その後、法廷は緊張状態が走り、声が大きくなった。イマムオール氏は、「答えていただけますか、裁判長?私は、裁かれているのか、裁かれていないのか理解しようとしているのです。」と述べた。傍聴者らはイマムオール氏に対して拍手をした。

イマムオール氏は供述で「私は、次の選挙ではなく、次の世代を考える者です。悪事をする人々や悪人に対して、一人の兵士として戦い続けています。私は毅然として立っています!」と述べた。
弁護士達の弁論ののち、最終陳述のために再び発言したイマムオール氏は、「私はこの楽園のような祖国で、ただ一人にとって脅威だ。そしてその者は私ではなく、国民を脅かす。私はこれまで選挙で4回勝ってきた。5回目も勝つつもりだ」と述べた。

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( 翻訳者:田端咲希 )
( 記事ID:60482 )