レバノン:イスラエルがナバティーヤ県を空爆し市民2人を殺害
2025年07月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■レバノン南部ナバティーヤ県でイスラエルが2地域を空爆し、市民2人が死亡
【ベイルート:アナトリア通信】
土曜日、イスラエルの無人機(ドローン)が、レバノン南部のナバティーヤ県のユフムル・シャキーフ村とヒヤーム市に対して実施した2度にわたる空爆で、市民2人が死亡した。これは停戦協定への新たな違反とみられる。
レバノン国営通信によると、同国保健省はイスラエルのドローンがヤフムル・シャキーフ村でオートバイを標的にし、1人が死亡したと発表した。
その後同通信は、イスラエルの無人機が、ヒヤーム市の東部近郊にあるマタル・ジャバル居住区を空爆し、住宅の屋根で衛生設備の修理をしていた住民1人が死亡したと報告した。
一方でイスラエル軍は、ヒヤーム市でヒズブッラーのメンバー1人を殺害し、彼が同党のインフラの修復に関与していたと主張した。しかしこの主張に関して、ヒズブッラーやレバノン当局からのコメントは今のところなされていない。
これらの展開は、2024年11月27日以降、ヒズブッラーとイスラエルの間で発効している停戦合意にもかかわらず発生している。公式データによると、イスラエル政府はこれまで3,000回以上にもわたって停戦合意に違反しており、これにより255人が死亡し、562人が負傷した。
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( 翻訳者:西山想詩朗 )
( 記事ID:60517 )