イスラエル:ガザへ向かう支援船をイスラエル軍が拿捕…「イスラエル支持は子どもの飢餓を一層深刻にする」と活動家
2025年07月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「ハンダラ号」に乗り込んだ人権活動家:イスラエルを支持する国々は、ガザの子どもたちの餓死に加担している
【イスタンブール:アナドル通信】
パレスチナ系の人権派弁護士で活動家のフワイダー・アッラーフ氏は日曜日、「ハンダラ号」の航海はイスラエルによる飢餓作戦とガザ地区のパレスチナ人に対する完全封鎖に真っ向から対抗するもので、この(パレスチナ人絶滅)政策を支持する国々は、ガザの子どもたちの餓死に手を貸していることになると訴えた。
「ハンダラ号」は国際的なNGO団体「自由船団連合(FFC:Freedom Flotilla Coalition)」が運航する支援船で、援助物資を積んでパレスチナ自治区ガザに向かっていた。
FFCのメンバーであるアッラーフ氏は、日曜日に釈放された後、(アナドル通信社の)インタビューでこのように答えた。
イスラエルは、それより前、土曜日の深夜、国際水域でガザ連帯船「ハンダラ号」を拿捕し、イスラエル南部のアスドゥード(アシュドッド)港に船を曳航した後、逮捕した活動家たちを連行した。
イスラエル軍による国際水域での昨夜の襲撃の瞬間を振り返り、アッラーフ氏は「私たちはガザに到達すると固く決心していたので、士気は高かった」と語った。
「私たちは怖くなかった。私たちは正しいことをしているのだから…、私たちのこの小さな船はガザの子どもたちのためのミルクを運んでいたのだから」と続けた。
そして、「土曜日の深夜に起こったことは、ガザのパレスチナ人を計画的に飢餓に追い込み、殺戮するという政策が失敗したことを如実に示している。なにしろ、数十人の武装した兵士と複数の海軍の艦船が、武器ではなく乳児用のミルクを積んだ小さな非武装の船を攻撃したのだから」と強い口調で述べた。
アッラーフ氏は、イスラエル軍が活動家たちを拘束したときの状況について、「彼らは重武装し、多くのカメラを回していた。そして、私たちを親切に扱い、水や食料を提供しているというプロパガンダを作ろうとしていた。しかし、飢餓に苦しむガザ地区のパレスチナの人々との連帯のために、私たちはそれを拒否した」と語った。
(後略)
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( 翻訳者:笠井まや )
( 記事ID:60555 )