アルジェリア:米国との戦略的パートナーシップに向けた期待
2025年07月31日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アルジェリアと米国…戦略的パートナーシップに向けた新しい時代

【アルジェ:本紙】

アルジェリアと米国の二国間関係において、高官レベルの接触や訪問が活発化し、顕著な動きを見せている。この流れは、昨年11月初旬にドナルド・トランプ氏が米国大統領に選出されてから今日にいたるまで続いているものだ。

2人の専門家によると、この勢いは、防衛、地域の安全保障、さらには経済や貿易における協力の強化を表明した両国のポジティブな声明と相まって、米国政府とアルジェリア政府の関係が多くの分野における「戦略的パートナーシップ」に向かっているとの期待を高めることとなった。

こうした見方を強く裏付けたのが、トランプ大統領のアラブ・アフリカ問題担当上級顧問であるマサド・ボウロス氏が日曜から2日間にわたってアルジェリアを訪問したことである。両専門家によれば、この訪問は「新しいビジョンに基づいた将来的なパートナーシップの輪郭」を描き出したのだという。

専門家らによる見解は、ボウロス氏が訪問の最後に述べた次のような声明にも基づいている。「私は情熱を胸にアルジェリアへやって来たが、それよりも大きな簡単と共にここを去ることになる。特に両国を結びつける協力関係に関して、である」。

同大統領顧問は、アルジェリア到着直後にも、「私はトランプ大統領とマーク・ルビオ国務長官を代理してこのアラブの国に来た」と述べ、訪問の行程に満足の意を示していた。

(後略)

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( 翻訳者:桑山ジュリオ )
( 記事ID:60584 )