パレスチナ:ハマース、ガザ支援と入植者対抗で抗議激化呼びかけ
2025年08月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ハマースが、ガザ支援と入植者への対抗のため、ヨルダン川西岸およびエルサレムでの抗議活動の激化を呼びかけ
【ガザ:諸通信社】
ハマースは土曜日、パレスチナ人に対し、ヨルダン川西岸および占領下のエルサレムにおいて、現地での抗議行動を激化させ、各種活動に広く参加するよう呼びかけた。これは入植者の攻撃に立ち向かうためであり、アメリカの支援を受けたイスラエルによる絶滅戦争と飢餓作戦に直面しているガザ地区を支援するためである。
ハマースは声明で、「ヨルダン川西岸で入植者による殺人犯罪が著しく増加しており、彼らの暴虐と激化する攻撃に立ち向かうためには、大規模な動員と民衆の怒りが必要である。」と述べた。
そして、「入植者による攻撃に対して全力で対抗し、ヨルダン川西岸の全地域で怒りを燃え上がらせることで、占領者と入植者を抑止し、これらの凶悪犯罪に終止符を打つ必要がある」と強調した。
土曜の夕方、ヨルダン川西岸北部のナブルス市南部にあるアクラバの町を標的とした攻撃で、イスラエル入植者の銃撃によりパレスチナ人1人が殉教し、8人が負傷した。
ハマースはパレスチナ人に対し、「絶滅戦争と不当な飢餓にさらされているガザを支援するために、現地での抗議活動や支援集会に大勢で参加するとともに、イスラムの聖地、とりわけアクサー・モスクの保護のために一枚岩となって立ち向かう」よう呼びかけた。
2023年10月7日以降、イスラエルはアメリカの支援のもと、ガザで殺害や飢餓、破壊、強制移住を含む集団虐殺を犯し続けており、国際社会からの要請や国際司法裁判所の停止命令を無視している。
アメリカの支援を受けたこの集団虐殺により、20万9千人以上のパレスチナ人が殉教者または負傷者となり、その大半は子どもや女性である。また9千人以上が行方不明となっている。さらに、数十万の避難民が発生し、飢饉により多くの命が失われた。
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( 翻訳者:新階 望乃 )
( 記事ID:60597 )