ブルサ、残る水は35日分
2025年08月20日付 Cumhuriyet 紙
ブルサで飲料水の需要を満たすダムのうちドアンジュダムの水位が19.16%として測定される一方、ニルフェルダムは完全に干上がった。干上がってしまったニルフェルダムはドローンで空撮される中、ブルサ広域市のムスタファ・ボズベイ市長は、都市には35日分の水しか残っていないと明らかにした。
人口327万1千人を擁するブルサの飲料水の需要を賄う、252万立方メートルの貯水をもつドアンジュダムでは、水位が19.16%と測定された。
2007年に稼働した6千万立方メートルの容量を持つニルフェルダムは干上がってしまった。ドローンで撮影されたニルフェルダムの地表面では亀裂が入っている様子が見られた。
登録者数153万936人のブルサ水道下水道総局(BUSKİ)は、今年の第二四半期となる4月、5月、6月にブルサに供給された水が53万立方メートルと発表した。
ブルサ市には35日分の水しか残っていないと述べたブルサ広域市ムスタファ・ボズベイ市長は、9月1日から新設のチナルジックダムからドブルジャにある水道施設まで市が建設するバイパスラインで1日当たり11万立方メートルの水を送ることになり、そのバルブ弁をブルサ県のエロル・アイイルドゥズ知事と一緒に開くことになると発表した。
◾️「1日あたり11万立方メートルの水が送られる」
それでも節水を怠らないように呼びかけるボズベイ市長は、「ブルサ市民の方々に節水をお願いしたい。これまで節水の要請に応えてくださった素晴らしい方々に呼びかけをしたい。願わくば[来月]1日に完成するバイパスラインによってチナルジックダムからドブルジャ[の水道施設]へ水を送るラインのバルブを、親愛なる知事と開ける予定である。1日あたり11万立方メートルの水を得られることになる。それでも、リスクを冒さないためにブルサ市民の皆様には節水をお願いしたい。」と述べた。
◾️「節水することをやめないようにしましょう」
ボズベイ市長は、年初から、夏のシーズンはうまく進まず、干ばつと猛暑が見込まれるとの報告や科学者の見解にしたがって、バイパスラインの工事を開始したと述べ、「科学者の指導によってプロジェクトを準備している。バイパスラインにより、断水を行わずに状況に対処できることになろう。しかしそれでも、ブルサ市民の方にお願いがある。しばらくの間、節水を続けてください。」と述べた。
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( 翻訳者:遠藤光姫 )
( 記事ID:60679 )