シリア:化学兵器攻撃関与者の責任追及に時効なし
2025年08月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️シャルア氏は、化学兵器による虐殺に関与した者たちの責任追及は、時効によって失われない権利であると強調
【ダマスカス:アナトリア通信】
シリアのアフマド・シャルア大統領は土曜日、旧政権がダマスカス郊外で行った化学兵器による虐殺の生存者たちを出迎え、関与した者たちの責任追及は時効によって失われない権利であると強調した。
シリア国民は木曜日、旧政権軍が行った東グータ虐殺の12周年を追悼し、関与者の責任追及が「優先事項」であることが公式に確認された。
2013年8月21日、ダマスカスの東グータ地域で発生した虐殺で、数百人の子どもや女性を含む1,400人以上の民間人が殺害された。この出来事は、シリア国民の記憶から消えることはなかった。
シリア国営通信社『サナ』は、シャルア大統領が「本日土曜日にダマスカスで、旧政権が行った化学兵器による虐殺の生存者数名を出迎えた」と報じた。
シャルア大統領は会談の中で、「これらの犯罪はシリア国民の苦しみと、自由と尊厳を勝ち取ろうとする彼らの決意の証として残るだろう」と述べた。
そして、「関与者の責任追及と正義の実現は、時効によって失われない権利である」と強調した。
虐殺の追悼日には、シリア各県で大規模な市民参加の行事が行われ、参加者たちは犠牲者の写真を掲げ、関与者の責任追及を求めた。
シリア人権ネットワークによると、旧アサド政権は、2011年の革命開始以来、シリアで反政府勢力の支配下にあった居住地域に対して、217件の化学兵器攻撃を実行した。
2024年12月8日、シリアの各派は国内での支配を完成させ、アサド家の53年の支配を含む、バアス党による61年の血塗られた統治を終わらせた。
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( 翻訳者:新階 望乃 )
( 記事ID:60694 )