エルドアン大統領「どこに住もうとクルド人は我が兄弟」
2025年09月02日付 Medyescope 紙


公正発展党の党首であり大統領のレジェプ・タイイプ・エルドアン氏は、シリアにおける発展を強調し、「クルド人がどこに住んでいようとも、我々の兄弟です。」と述べた。エルドアン氏は「我々はシリアがすべての人種とともに一つであり、団結していることを望みます。」とも述べた。

公正発展党の党首であり大統領であるレジェプ・タイイプ・エルドアン氏は、中国訪問からの帰途、記者たちの質問に答えた。イスラエルのシリアにおける役割と、シリアにおいて永遠の繁栄と安寧の重要性に触れたエルドアン大統領は、「隣国シリアにおける情勢不安は最も強く我々に影響をもたらします。シリアの土地で混乱を起こそうとする者を黙認することはないし、ダマスカス政権もこれに同意しません。我々はシリアを孤立させません、彼らの立場に寄り添い続けます。」

エルドアン大統領は、シリア国家元首のアフマド・フサイン・アッ=シャラア氏と見解を共有していると述べながら、「シリアが再び立ち上がることを誰も妨げられません。混乱に投資する戦争で利益を得る勢力たちは、今回ばかりは敗北するでしょう。アラブ人、クルド人、トルクメン人、ヌサイリー派、スンナ派、キリスト教徒にかかわらず、あらゆる層とともにシリアの民が勝利するだろう。」と述べた。

■「クルド人がどこに住んでいようとも、我々の兄弟です」

エルドアン大統領は「クルド人がどこに住んでいようとも、我々の兄弟です。誰も我々を引き離すことはできません。誰も我々の永遠の兄弟愛を邪魔することはできません。我々は決意しており、断固としています。骨と肉がどうしても分けられないように、まさに我々の兄弟愛も分けられません。」と述べた。

分別と善意をもって行動することにより問題は解決され得るという点を強調し、エルドアン大統領は次のように述べた。「洞察力、先見性、そして分別をもって行動すれば、あらゆる問題は解決します。しかし善意がなければ、最も単純なことでさえも解けない結び目の状態となります。我々は安寧と平穏の環境が強まることを支持する立場に立っています。そのために働き続けます。」

■「勝つのはすべての民となるでしょう」

エルドアン大統領はまた、PKKが解散と武装放棄を決定した後、国会に設置された、「国民連帯、兄弟愛および民主主義委員会」にも言及した。エルドアン大統領は「委員会は大規模な参加により活動を続けています。国会議長ヌマン・クルトゥルムシュ氏と会談し、過程が健全な形で進んでいるのを確認しました。トルコは40年来の問題を解決させて、一つとなって未来へ歩むでしょう。」と述べた。

エルドアン大統領は、テロとの闘いに充てられていた資金が今後、開発と雇用に向けられることになり得ると述べ、「テロのないトルコの勝者は全トルコ、テロのない地域の勝者は、我々の地域にいるすべての兄弟なる民となるだろう。」と語った。

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( 翻訳者:鈴木啓太 )
( 記事ID:60730 )