アナトリア東北部、高地は雪
2025年09月19日付 Milliyet 紙


リゼやエルズルム、アルトヴィン、そしてエルジンジャンをはじめとする高地は白く覆われた。ところどころ10㎝程度まで積もった雪は、羊飼いや遊牧民を苦境に立たせた。人々はストーブを点けはじめた。一方で気象局から、降雪は続くことが発表された。

■エルジンジャン

エルジンジャンでは、標高3549メートルのケシシュ山の頂上であるエセンジェやムンズール山の高地において。今季初の雪が降った。
急に気温がおよそ10℃下がった町では、高地に今季最初の雪が降った。ケシシュ山の山頂であるエセンジェが白く覆われているのが、朝方に町の中心部から観測された。高地にある村々では、冬の喧騒が早くも始まり、ストーブが点けられた。
一方、気象局第12地域局チームによる最新の評価によると、今日は地域が広く曇って天気が不安定になり、所によっては土砂降りや、雷を伴う激しい雨になる見込みだ。気温は季節の平均を下回ると予想されている。

■エルズルム

エルズルムのオルトゥ市では、高地に雪が降り、家畜を高原で放牧していた羊飼いたちを苦境に立たせた。これまで今季初の雪が山頂で確認されていたエルズルムでは、気温の低下とともに雪が再び顔を覗かせるようになった。オルトゥのヌギュジュク村高原やガジェティ山周辺に降った雪は、羊飼いたちの携帯で写真に収められた。東アナトリア地域では、昨日の気温が-2.6℃にまで下がった。

気象地域局によるエルズルムの5日間予報でも、降水が予想されている。地域全体が曇って不安定になり、所によっては土砂降りや、雷を伴う激しい雨になると予想される。気温は季節の平均を下回り、南からの弱い風が吹き、時折やや強まることが予想されている。

■パランドケンで降雪

積雪は標高3176メートル地点にあるパランドケンの山頂を白く覆った。パランドケン・スキーセンターを運営するエルズルム広域市の管轄するエジデル3200の職員らが、現地の降雪を記録した。パランドケンでは、冬支度が続いている。

■イルガル山が白く覆われた

アルダハンの高地でも雪が降った。アルダハン・ポソフ間の道路沿いにある標高2550メートルのイルガル山や、アルダハン・シャヴシャト間の道路沿いにある標高2500メートルのサハラ峠は降雪により白く覆われた。

■黒海東部で雪

黒海東部で強まった激しい雨は、高地で雪に変わった。山々や高原が白く閉ざされる一方で、地域の羊飼いたちは雪が降りだす前に家畜を安全な場所に移した。
黒海東部で夜間に強まった激しい雨は、高地では雪に変わった。雪は、リゼやアルトヴィン、トラブゾンの高地を白く覆った。リゼのチャムルへムシン市に位置する標高2300メートルのユカル・カヴルン高原では、積雪量がところにより15センチメートルに達した。緑に覆われていた高原の家々の屋根は、白く閉ざされた。
一方で、雪が降りだす前に高原から移動した羊飼いたちは、家畜を安全な場所に連れて行った。羊飼いたちの道程は、携帯電話のカメラに収められた。

■雪が降るのを詩で迎えた

雪が降るのを詩を詠んで迎えた、高原に暮らすアリ・カラオールさん(96)は、「夏が過ぎ、秋が来た。今年も戻ってきた。私はあなたをとらえることができず、私の目の輝きは失われた。高原は美しいが、雪はすこし早く降ったようだ。25日を待たずして」と語った。
家畜を連れていく牧畜民たちの手伝いをしたプロ登山家のアリ・ユルマズさんは、「気象局の情報により、この地域で雪が降ることを知り、私たちも家畜を移動させることを決めた。動物たちは、今は村に連れて行った。降雪に巻き込まれずに済んで、とても安心している」と話した。

■アルダハン

アルダハンでは、標高2550メートルにあるイルガル峠や、アルダハンとアルトヴィンをつなぐ標高2540メートルのサハラ峠に今季初の雪が降った。トルコで気温が下がったのと同時に、アルダハンの高地では今季初の雪が降った。専門家らは凍結に注意を飛び掛けた。
アルダハンで昨日、一日中猛威を振るった冷たい雨を伴う天気は、夜になると高地で雪に変わった。市街地の高所では雪が強まる一方で、アルダハンのポソフ市に向かう途中にある標高2550メートルのイルガル山峠や、アルダハンとアルトヴィンをつなぐ標高2540メートルのサハラ峠では、雪が降ったことで交通にも混乱を生じさせた。

■アルトヴィンで高原が雪に覆われる

アルトヴィンの高地は、雪を伴って姿を見せた。
アルダヌチュ市に位置する標高850メートルのサカルヤ村高原は、朝方に降り始めて断続的に続いた雪で白く覆われた。
この高原に暮らす人々や羊飼いたちは、高原から雪の便りが来るのと同時に移動の準備を始めた。秋のまだ完全には強まっていない時期の雪の始まりは、現地の人々からは特別に「早い冬」の合図として噂された。

■カルス

カルスのサルカムシュ市の高地で、雪が強まった。同市で2日続いた激しい雨は、高地では雪に変わった。
標高3180メートルのアッラーアクバル山とアーババ山の山頂が白く染まった。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:60797 )